MUSIC|NIGO®がアートワークを担当する「1966QUARTET」に注目

MUSIC|NIGO®がアートワークを担当する「1966QUARTET」に注目

MUSIC TOKYO Tips

MUSIC|新譜『Help! ~Beatles Classics』のアートワークをNIGO®が担当!

女性カルテット「1966QUARTET」に注目(1)

ビートルズ初代担当ディレクター高嶋弘之氏がプロデュースし、2010年に『ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス』でCDデビューした女性カルテット「1966QUARTET(1966カルテット)」。2011年にクィーンをカバーしたセカンドアルバム『ウィ・ウィル・ロック・ユー ~クイーン・クラシックス』を、2012年に『スリラー ~マイケル・ジャクソン・クラシックス』をリリースし、全国各地でのコンサートで着実にファンを増やしている。そして6月5日(水)に4枚目のアルバムとなる『Help! ~Beatles Classics(ヘルプ!~ビートルズ・クラシックス)』をリリース。今回の新譜では、アートワーク、コーディネート、PVなど、音楽以外のすべてのアートワークをNIGO®氏が担当していることで、早くも話題だ。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Kenta

クラシックでもなく、ポップスでもなく……あたらしいジャンルをつくりたい

最初に登場するのはヴァイオリン担当で、リーダーの松浦梨沙さん。「トム ブラウンのパンツスーツ、かっこいいですよね。4人お揃いのユニフォームは初めてで、このコーディネイトを着ると背筋が伸びます」と楽しそうに笑う。

「NIGO®さんにはCDを聴いてもらって、コンサートにも何度も来ていただいていました。だから今回のアートワークのプロデュースの話を最初に聞いたときには、本当にビックリしました。4年間頑張ってきてよかったなと思います。トム ブラウンのパンツスーツを着て写真を撮ったり、演奏しているのが不思議で、こういう服は着たくても着られないので、とても幸せです。

4年前にリリースしたデビューアルバムの『ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス』は、1962年に『Love Me Do』でデビューしたビートルズを聴いていたビートルズ世代の皆さんに楽しんでいただける内容でしたが、今回の『ヘルプ!~ビートルズ・クラシックス』は、ビートルズを知らなくても楽しめる選曲になっています。これまでクィーンやマイケル・ジャクソンのアルバムもリリースしていますが、誰でも知っているアーティストの有名な曲だと思って聴いてみたら、“想像よりちょっとちがった世界だった”と思っていただければうれしいです。私たちの音楽は、クラシックをベースに、カバーでもなく、クラシックのBGMでもなく、ポップスでもない、あたらしいジャンルをつくりたいと思ってやっています。ぜひ一度、生で見てください。弾いている姿もカッコイイんですよ」

1966カルテット|NIGO 01
1966カルテット|NIGO 04
1966カルテット|NIGO 06

4年分の思い、チームワークが詰まっています

「じつは、1966カルテットが結成されたときは、ビートルズも有名な曲しか知らず、デビューアルバムの『ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス』は、私たちにとっても“初めてのビートルズ”でした。でもそれでみんなビートルズが大好きになり、プライベートでも聴くようになりました。今回は、頭で考えなくてもメロディが出てくるし、思った通りに弾けて、オリジナリティをくわえることもできました。

ビートルズのすごさは、メロディのアイデアですね。似たパターンがなくて、全部あたらしいメロディなので、題名とメロディが一致するんです。だからこういう企画で演奏してもこんなにおもしろいアルバムができるんですね。今回の『ヘルプ!~ビートルズ・クラシックス』で私がいちばん好きな曲は、12曲目の“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”です。オリジナルはもちろん大好きなんですが、今回の編曲も一体感のあるアレンジで、演奏していても歌わずにいられません。ライブでもきっと口をぱくぱくしているので(笑)注目してください。

カルテットのメリットは、一人では生まれない音楽ができること。4者4様の感情で、何百通りの演奏ができて、音色にも出てくるのが魅力です。今回のアルバムには私たち4年分の思いやチームワークが詰まっていますのでぜひ聴いてください」

松浦梨沙(ヴァイオリン、リーダー)
5歳よりヴァイオリンを始める。第6回大阪国際音楽コンクール第3位など、数々のコンクールに入賞。京都市立芸術大学音楽学部卒業。高嶋ちさ子12人のヴァイオリニストメンバーとしても活躍中。確かな技術とメリハリのある鮮やかな表現力でユニットをリード。ロックの魂をヴァイオリンに託す名手として、ポピュラー音楽のクラシカル・カヴァーの最前線を切り開く。
http://columbia.jp/artist-info/12violinists/