「DB4 GT ザガート コンティニュエーション」最初の1台をル・マンで初披露|Aston Martin
Aston Martin DB4 GT Zagato Continuation
アストンマーティンDB4 GT ザガート コンティニュエーション
最初の1台をル・マンで初披露
アストンマーティンは英国時間の6月11日(火)、名門カロッツェリア、ザガートとコラボレーションした「DB4 GT ザガート コンティニュエーション」を6月15日(土)にフランスで開幕するル・マン24時間耐久レースで世界初披露すると発表した。
Text by YANAKA Tomomi
1960年代に19台限定で製作された「DB4 GTザガート」をオマージュ
イタリアの名門カロッツェリア、ザガートが設立100周年を迎えるのを記念し、2台構成で19セットのみ生産されるスペシャルなコラボレーションモデル「DBZセンテナリー コレクション」。その中で「DB4 GTザガート コンティニュエーション」は「DBS GTザガート」と対をなす1台だ。
サーキット専用スポーツカーの「DB4 GT ザガートコンティニュエーション」は、2017年にスタートしたコンティニュエーション プログラムの最新プロダクション モデルでもあり、その最初の1台がル・マンでワールドプレミアを飾る。
「DB4 GT ザガート コンティニュエーション」のモデルとなっているのは1960年代にサーキットでフェラーリと戦うために19台のみ製作された「DB4 GTザガート」。このモデルを忠実に再現するため、昔から受け継がれているクラフツマンシップと、最先端のエンジニアリングにより強化されたパフォーマンスが組み合わせられたという。
その一例といえるのが、デジタル ボディ スキャンの技術の採用。最新の技術を用いながら、一方で1960年代当時のテクニックを手作業で再現したという。またボディカラーも、オリジナルモデルの塗料と同じメーカーが調合したカラーを再現。インテリアには、オブシディアン ブラック レザーを基調に、カーボンファイバー製シート、ドアカード、ヘッドライナーにもこのブラックレザーが採用された。
心臓部には、4.7リッターの直列6気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力390bhpを発生し、4段MTとリミテッド スリップ ディファレンシャルを介し、後輪駆動する。
ル・マン24時間耐久レースの会場となるサルト・サーキットのアストンマーティン VIPホスピタリティ ブースでアンベールされるという「DB4 GT ザガートコンティニュエーション」。過酷な戦いが繰り広げられるル・マンの舞台に華を添える存在となりそうだ。