生誕90周年記念。ドキュメンタリー映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』|MOVIE
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2019年4月26日

生誕90周年記念。ドキュメンタリー映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』|MOVIE

MOVIE|“ジャズピアノの詩人”ビル・エヴァンスに迫る

“時間をかけた自殺”とも言われた51年の人生と音楽を捉えたドキュメンタリー

ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯を追ったドキュメンタリー映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』が公開される。貴重な証言や記録、演奏シーンが1時間25分に収められている。公開日はは2019年4月27日(土)。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

貴重な証言・映像・写真の記録で甦る天才の姿

数々の名盤を残し、後世のジャズにも多大な影響を与えたジャズピアニスト、ビル・エヴァンス。この度、彼の生誕90周年を記念し、51年の人生と音楽を捉えたドキュメンタリー映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』が公開される。

本作は、彼の出自からキャリアのスタート、エヴァンスを巡る人間模様、そして死の間際までを、貴重な証言・映像・写真の記録で構成されている。“時間をかけた自殺”とも言われる苦悩に満ちた生涯に迫る。

ドキュメンタリー映画 ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

ドキュメンタリー映画 ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

58年にマイルス・デイヴィスのバンドに加入し『カインド・オブ・ブルー』を制作した当時の様子。その後、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎え、歴史に残るピアノトリオが残した名盤『ワルツ・フォー・デビイ』の制作経緯とスコット・ラファロの死。また、現在まで公にされていなかった、エヴァンス自身の音楽への想い、そして肉親たちから見た素顔の姿、その一生涯を通じて苦しめられてきた薬物依存など、エヴァンスの人生を垣間見るような証言の数々と、貴重演奏シーンが1時間25分に収められている。

制作には8年の歳月が費やされており、ジャック・ディジョネット、ジョン・ヘンドリックス、トニー・ベネットら、同時代に活躍した多くの古老ジャズマンたちが、エヴァンスについて語っている。

ドキュメンタリー映画 ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

なかには、エヴァンスとは縁の深いポール・モチアン、ジム・ホールや、ボブ・ブルックマイヤー、ビリー・テイラーら制作中に亡くなったミュージシャンも多い。彼らの晩年を捉えた記録映像としても貴重な内容に仕上がっている。

これまで「五大陸国際映画祭」や「モンテヴィデオ国際映画祭」などをはじめとした世界各国の映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞に輝いた注目作だ。

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード (Time Remembered: Life & Music of Bill Evans)
出演|ポール・モチアン、ジャック・ディジョネット、ジョー・ラバーベラ、チャック・イスラエルズ、ゲイリー・ピーコック、マーク・ジョンソン、トニー・ベネット、ジム・ホール、ジョン・ヘンドリックス ほか
監督|ブルース・スピーゲル
字幕|行方 均
配給|オンリー・ハーツ
提供|タムト
協力|ディスクユニオン、ユニバーサル ミュージック
ドキュメンタリー/2015年/アメリカ/84分/4:3
©2015 Bruce Spiegel
4月27日(土)よりアップリンク渋谷・吉祥寺、角川シネマ有楽町、横浜シネマリンにてGWロードショー!以降全国順次公開
以降全国順次公開

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アップリンク吉祥寺

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