愛される木型に芽吹く新たな履き心地|REGAL

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FASHION MEN

REGAL|リーガル

数万人に支持されてきた木型から生まれた新しい革靴

リーガルが得意とするグッドイヤーウェルト式製法を用いて作られた「01RR」は伝統的なフォルムながら現代的な雰囲気をもっている。その雰囲気はどこから生まれるのか。その秘密は100年以上の靴作りの長い歴史の中で蓄積されたノウハウと木型。さらに現代的な感性の融合にあった。今回はその秘密を紐解いていこう。

Photographs by TAKASE Hiroshi (Studio betta)Styling by KAWAI KohtaText by MOROOKA Yusuke

新しい革靴に見る普遍的なこだわり

革靴作りは製造機械で単にパーツを接着して作られるのではない。他の製造業をみてみると工場のフルオートメーション化が進む中、現代でも靴職人の手によって生み出されている。それは、一言でいって、革靴が複雑かつ熟練された技術を要する製品だからである。ある程度は機械化されているとは言え、ほぼ全ての工程で人の手を介して進んでいく。つまり、ノウハウの継承が必要となってくる。

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ほぼ全ての工程で靴職人によって丁寧に作られるリーガルの革靴

実は2000年代に入って靴業界全体で若い靴職人が増えている。今、靴業界に新しい風を吹き込んでいるのだ。その変化はリーガルコーポレーション(以下:リーガル)にも影響を与えている。2000年代以降リーガルではモダンなラインのドレスシューズが増えた。長い歴史の中で培われたノウハウを用いて、若い作り手が現代的な雰囲気を肉付けてしていく。さらに継承されてきたものはノウハウだけではない。

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100年以上の歴史をもつリーガルにとって、受け継がれてきた木型は財産

靴メーカーにとって財産ともいえる木型も受け継がれてきた。今でも40年以上作られ続けているモデルが製造・発売されているメーカーは稀有な存在といっていい。

今回ご紹介するグッドイヤーウェルト式製法を用いた「01RR」も熟練した技術と木型が現代的な感性と融合し生まれた「コンテンポラリークラシック」ともいえる一足となっている。

長年愛されてきた木型から生まれた現代的な革靴「01RR」

「01RR」の木型は、2010年の発売から今まで数万人に支持され続けてきたマッケイ式製法を用いた「811R」と同じ木型を採用。ロングセラーモデルの木型は、甲の部分からつま先にかけてラウンドし、ぐっと反り上がったソールとぽっこりと膨れたトウが印象的だ。

「01RR」はリーガルの伝家の宝刀ともいえるグッドイヤーウェルト式製法を用いていることで、コバの表現をはっきりさせ、全体にボリュームを出して重厚感を生んだ。

マッケイ式製法を用いる「811R」がエレガントな印象でスタイリッシュなスタイルにフィットするのに対して、「01RR」は、歳月を重ねた大人の貫禄を感じさせる印象でオーセンティックなスタイルによく似合う。

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手前がグッドイヤーウェルト式製法を用いた「01RR」。奥がマッケイ式製法を用いた「811R」

しかし、「01RR」にはいぶし銀の様な渋みは感じられない。それはグッドイヤーウェルト式製法の特徴が特に現れるコバの部分に注目してみると理由がわかる。靴を俯瞰で見てみるとグッドイヤーウェルト式製法の中では攻めたラインがみてとれる。さらにウエスト(踏まず部分)を抑えることですっきりとした現代的な雰囲気に仕上げている。

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使用される素材にも現代のニーズを追求したこだわりを感じる。「01RR」ではみずみずしい質感のスムースレザーを採用することで一層の上質感を演出している。さらに磨き方や光の屈折によりツヤ感や陰影などが楽しめるのも嬉しい。ブラウンレザーではムラ感のあるレザーを採用したことで、靴にアジが生まれている。

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スウェードは、英国の老舗タンナー「CHARLES F.STEAD社」のものを採用。英国の有名高級靴ブランドでも採用されることが多いこのタンナーのスウェードは、美しい起毛が伝統的でオーセンティックな雰囲気と秋冬のあたたかさを醸し出している。

どちらの素材も「01RR」をさらに現代的な革靴へと昇華させていて、時代の気分を的確に捉えたドレスシューズだといえる。

100年以上の蓄積から生まれる履き心地

木型作りから販売、使用後のアフターケアまで自社で行えば、それだけ靴に関してのノウハウやデータが蓄積される。蓄積されたリーガルの財産ともいえる木型、ノウハウ、データはそのまま靴作りに反映されていく。それは最終的に時代を捉えたフォルムと履き心地の提供につながっている。その積み重ねが生んだ「01RR」の履き心地はどうか。

購入した靴が日常的に履かれるか、暗い靴箱にしまわれるかは最終的に履き心地で決まってくる。そして、「01RR」は間違いなく日常的に履きたくなる靴といえる。その決め手は見た目と裏腹に驚くほど軽さを感じさせる革靴だからだ。秘密はソールのゴムにある。ダブルソールで厚みや堅牢性を出しながらも、技術進歩が軽量化を実現させた。また履き続けることにより、フィラー(中物)で使用しているコルクが足裏形状を記憶するために履きやすさは増す。

長い期間履き続けられるかという観点からも「01RR」をおすすめしたい。グッドイヤーウェルト製法なので、ソールを変えれば長い期間履き続けることができる。定期的にメンテナンスを行えば、この先、何年もレギュラーの一足として活躍すること間違いないのである。

悪天候にも強い雪道仕様モデル

さらにスウェードモデルにはソールを雪道仕様に変えたモデルもある。グッドイヤーウェルト製法で作られた靴は、もともと雨に強い靴製法といわれている。ソールのステッチはウェルトで縫われているので、直接靴の中まで浸水しにくくなっているためだ。雪道仕様はさらにその上に対滑性に優れたソールを貼り付けることでソールからの浸水を防ぐ。今季は「01RR」も含めて、ソールを雪道仕様にしたモデルがいくつか発売さている。機能はもちろんだが、アウトドアテイストな着こなしの幅を広げたい時に、雪道仕様の特徴的なソールをアクセントに選ぶのも一手だ。

今季の気分「ブリティッシュ」な大人スタイル

重厚で伝統を感じさせるグッドイヤーウェルト式製法の靴には、今季のトレンド「ブリティッシュ」スタイルがよく似合う。今年は英国の固めの正統スタイルに、「チェック」やウールなどの「素材感」で遊びを取り入れるのがポイント。着崩すというよりは、アクセントを取り入れるのが今年の気分だ。今季は「01RR」の上質でコンテンポラリーな雰囲気をアクセントにワンランク上の装いを目指してみてはどうだろうか。

【モダン】

【モダン】
今季のトレンドであるチェック柄は3ピースで伝統的な正装を軸にコーディネートを考えたい。今回はスーツ地やインナーのシャツで格子柄や使用する色を合わせることで統一感を出している。あくまで装いは正統な着こなしにするのがポイント。そのため足元はブラウンのストレートチップを選んでいる。

【コンサバ】

【コンサバ】
英国を感じさせるウールのフィールドジャケットはざっくり着る。大人の落ち着いた印象にするためにインナーには、チャコールグレーのタートルネックを選んでいる。足元には、スウェードのブラックをもってくることで秋冬感を出しながら落ちついた色調で引き締めている。

【ニット】

【ニット】
コートとパンツに同色を用いることで統一感を出している。全体的な統一感を生みながらも、ニットなどのインナーに明るい色を差し色として入れることで、重くなりがちな秋冬の装いを華やかにできる。コーディネートの遊びは外ではなく、内にもってくることで大人な装いに仕上がる。また足元にブラウンのスウェードを取り入れることで季節感のある上質なカジュアルスタイルを作り上げている。

問い合わせ先

リーガルコーポレーション

047-304-7261(平日9:00〜17:00)

www.regal.jp