vol.10「ラグジュアリーな、プリントTシャツ」 CALVIN KLEIN 205W39NYC|カルバン・クライン 205W39NYC

vol.10「ラグジュアリーな、プリントTシャツ」 CALVIN KLEIN 205W39NYC|カルバン・クライン 205W39NYC

連載|編集大魔王・祐真朋樹 ザ★ベスト7

ザ★ベスト7 7KOROBI TOMOKI

編集大魔王がもっぱらハマっているという「LBPT」…イケてるネットスラングか? はたまたサンドイッチの中味なのか? いや、なんのことはない「ラグジュアリー(L)ブランドの(B)プリント(P)Tシャツ(T)」のことである。夢中になったきっかけは今を遡ること半年前、フランスはパリにあるそうで…

Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by YAMAGUCHI KenichiStyling by KAWAI Kohta Text by HATAKEYAMA SatokoGrooming by 大東京 Model ARISAKA Sodai

CALVIN KLEIN 205W39NYC|カルバン・クライン 205W39NYC

祐真 「2017年のファッションシーンで、その動向が注目され、台風の目となったブランドといえば、やはりラフ・シモンズが手掛けるカルバン・クラインをほかに置いてないでしょう。実際にファーストコレクションを手に取り、買って着てみるとかなりいい。アンダーウェアでひと時代を築いたブランドでもあるので、ジャージやカットソーのあしらいが上手く、ラフ自身もそのDNAを理解した上で、巧みにディレクションをしているという印象です。

そもそもラフは、構築的で細身のシルエットのいわゆる「着づらい服」を作る人です。しかし、カットソーに強いカルバン・クラインと組んだことで袖やネック周りの細いものもラクに着られるようになり、着心地が格段にアップしました。これまでこういった半袖のライン入りカットソーは、どうしてもスポーツブランドのような雰囲気になってしまっていたものです。それが、こんなにモダンかつスタイリッシュな一着に仕上がってきたということは、ブランドの持ち味とも非常にうまく合致したのでしょう。彼自身もスウェットのあしらいの巧さで世の中に出てきた人。そのあたりのこだわりも垣間見えるつくりになっています。

s_s_002_best7_10_CK_jeans
s_s_003_best7_10_CK_jeans

ちなみに、このTシャツのパッチに使われているシルエットのモデルは、若き日のブルック・シールズ。リチャード・アヴェドンの撮影で当時話題となったカルバン・クライン ジーンズの1980年の広告からのモチーフですが、アイコニックなビジュアルを用いたオマージュとしても懐かしく、大いにインパクトのあるニクい仕掛けです。

ヨーロッパの老舗ビッグメゾンをいくつか経験したことで、モノづくりに対しての姿勢がより深く緻密なっていったラフ・シモンズ。アメリカンブランドの代表格ともいえるビッグブランドに新たな風を吹き込み、最新のモードにアップデートできたのもその蓄積があってのことだし、すごいことなのだと思います。

僕が買ったこれらのアイテムは、彼が手がけたファーストコレクションになりますが、ラフの一発目のコレクションには必ず『スクール』という裏テーマが入ります。サイドラインパンツはマーチングバンドの制服を再解釈したものだし、Tシャツは一瞬「体育着!?」と思ったほど。ユニフォームライクな雰囲気がまたいいんです。これからもかなり面白いものを見せてくれるんじゃないかと大いに期待しています」

s_s_004_best7_10_CK_205
s_s_005_best7_10_CK_205

Tシャツ 2万7000円、パンツ 12万8520円(カルバン・クライン 205W39NYC/カルバン・クライン カスタマーサービス 0120-657-889)

問い合わせ先

カルバン・クライン 205W39NYC/カルバン・クライン カスタマーサービス

0120-657-889

ABOUT
SUKEZANE Tomoki

1965年京都市生まれ。(株)マガジンハウスのPOPEYE編集部でファッションエディターとしてのキャリアをスタート。現在は『UOMO』『GQ JAPAN』『Casa BRUTUS』『MEN’S NON-NO』 …