EXILE AKIRAさんが語るラルフ ローレン|RALPH LAUREN
FASHION / MEN
2017年4月1日

EXILE AKIRAさんが語るラルフ ローレン|RALPH LAUREN

RALPH LAUREN|ラルフ ローレン

EXILE AKIRAさんが語るラルフ ローレン(1)

ダンスボーカルグループEXILEのAKIRAさんがRALPH LAUREN(ラルフ ローレン)のアンバサダーに就任した。アジア人としては初めての快挙となる。AKIRAさんが以前から雑誌や写真集などのオフィシャルなシーンだけでなく、プライベートでも日常的にラルフ ローレンを愛用していたことが起用のきっかけとなったそうだ。今後はブランドの体現者として、そしてブランドの顔としてラルフ ローレンの思想や美学を伝えていく。ラルフ ローレンの最上級のラインであるパープルレーベルは、伝統的なヨーロッパのテーラードスタイルにインスパイアされた、ラグジュアリーで気品溢れるスタイルが特徴だ。今回、祐真朋樹・弊誌編集大魔王が提案するパープルレーベルの着こなしを、アンバサダーのAKIRAさんに表現してもらうことになった。プライベートでも長らくラルフ ローレンを愛用しているというAKIRAさんのスタイルも参考しながら、パープルレーベルの楽しみ方を見つけてみてほしい。

Direction and Interview by SUKEZANE TomokiPhotographs by YABUKI Takemi (W)Text by ANDO Sara (OPENERS)

“着る人”というブランドを引き立たせてくれるパープルレーベル

祐真朋樹・弊誌編集大魔王(以下、祐真) AKIRAさんは本当にラルフ ローレンが似合いますね。

AKIRAさん(以下、AKIRA) ありがとうございます。僕の体型にフィットすることもあり、大好きなブランドです。ポロもスポーツも着ていました。ラルフ ローレンは王道ブランドなので、いわゆる“ストリート系”の方たちも好んで着ているんですよね。去年大人気だったボンバージャケットを今年も普通に着こなしているラッパーもいますし。

AKIRA

祐真 ラルフ ローレンはひとつのアイコンというか、服が好きな男性は必ず一度は袖を通しますよね。今回控えている撮影ではパープルレーベルを着ていただくのですが、ラルフ ローレンというとRRLやポロのオックスフォードシャツなどのイメージがありますよね。パープルレーベルは普段着ていますか?

AKIRA はい、着ています。舞台挨拶などでスーツを着ることが多いですが、普段はヴィンテージミックスで着ています。難易度が高いので、ズレないように意識しています。

祐真 合わせやすいですか?

AKIRA パープルレーベルとRRLの相性はいいと思います。周りでもパープルレーベルのニットにRRLのデニムを合わせている方がいますよ。ラルフ・ローレンさんにもこの前お会いしたのですが、その時全身ヴィンテージにパープルのニットを合わせていらっしゃいましたね。

祐真 雑誌のファッションページだとなかなかそういう紹介ができないので、面白いですね。AKIRAさんは元々ファッションがお好きだと思いますが、ラルフ ローレンの存在を知ったのはいつでしたか?

AKIRA 小学生くらいにはポロのシャツの存在は知っていましたが、初めて自分のお小遣いで買ったのは中学生の時ですね。RRLのデニムを買いました。ヴィンテージが好きだったのですが、安くて形のいいものは地元の古着屋にはなく、たまたま入ったセレクトショップでRRLのLサイズのデニムを見つけたんです。

祐真 その頃から身長が高かったんですか?

AKIRA すでに181〜2センチくらいありました。

祐真 大きいですね。ではその頃からXLくらいのサイズを着ていたのですね。一時期XLサイズが流行っていたことを思い出しました。ちょうど25年ほど前でしょうか、ビッグポロが流行って。

AKIRA ポロスポーツですかね?

祐真 そうそう、ラッパーの間で流行った時代があったんですよ。

AKIRA 90年代ですよね。僕も大好きで憧れていたので真似していました。でも実際に買うようになったのは上京してからですね。

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祐真 ダンスを始めたのも90年代頃ですか?

AKIRA そうですね。中学生の時に古着にハマり、高校生でダンスを始めてから、アメリカンカジュアル、ストリートカジュアル、西海岸のカジュアルを経て、ラルフ ローレンのポロやポロスポーツを着たニューヨークのラッパーやダンサーのスタイルを真似するようになり、FILAのスポーツジャージーなんかを着ていましたね。ラルフ ローレンを着たかったのですが、サイズがジャストすぎるものしか売っていなくて、ニュアンスが違ってなかなか着られなかったんですよ。憧れはあったんですけど。

祐真 アメリカのラッパーやダンサーたちの音楽だけでなく、ファッションも参考にしていたというわけですね。

AKIRA はい、新譜を漁って、ラッパーたちがどういう流れで服を着こなしているか見ていましたね。ミリタリーを着ていれば迷彩っぽいアイテムが流行るなと買いに行ったり、エビスジーンズを穿いていれば真似して穿いたり。とにかくラッパーの服装を追いかけていました。

祐真 衝撃的にカッコいいのはありました?

AKIRA それこそ90年代のZIGGYやSmif-n-Wessun、Leaders of the New Schoolなどですね。

祐真 すみません、その辺り、僕は疎くてわからないんですけど、その方たちもラッパーなんですか?

AKIRA そうです、90年代に流行ったラッパーです。Tシャツとかスポーツジャージーとか、彼らの着こなしを参考にしていました。

Page02. パープルレーベルをカジュアルダウンして着こなす粋な楽しみ方

RALPH LAUREN|ラルフ ローレン

EXILE AKIRAさんが語るラルフ ローレン(2)

パープルレーベルをカジュアルダウンして着こなす粋な楽しみ方

祐真 パープルレーベルはなかなか手が届かないというのが僕のイメージなのですが、AKIRAさんはどうですか?

AKIRA カジュアルなラインを主に着てきたこともあり、僕もそうですね。パープルレーベルの服はそれよりも高級なラインなので。僕の場合、ハイブランドの服って一歩間違えるといやらしくなってしまうというか、ギラついた感じになってしまいがちなんですよね(笑)。パープルレーベルの素敵なところは、いやらしくならないどころか、逆に爽やかに見えるところですね。ラルフ・ローレンさんご本人の美学や思想など、ご自身の追求されたご趣味やセンスが出ているからだと思います。着た時に自分の体にフィットするし、なぜか着ただけで紳士的な気持ちになれるところも気に入っています。

祐真 決まりますよね。AKIRAさんがパープルレーベルを着たエディトリアルを他誌で見ましたが、カッコよく、バチッと決まっていました。

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AKIRA ありがとうございます。やはり自分の体型に合っていることは大きいですね。先ほども言いましたが、ヴィンテージなどカジュアルなものをミックスすると着こなしやすいと思います。今日僕が着ているデニムジャケットやカジュアルなパンツに合わせてもいいんじゃないかなと思います。

祐真 パープルレーベルをカジュアルダウンして着こなす。シャレが効いてますね。

AKIRA いい意味で隙があるというか。

祐真 隙がある!いいフレーズ。

AKIRA いやらしくなく、決めすぎず。絶妙なバランスに仕上がるんですよね。

祐真 実際にニューヨークやLAなどへ行かれる機会は多いと思いますが、ラルフ ローレンのお店は行きますか?

AKIRA はい。特にRRLは以前から好きでよく行っていました。それに今はなくなってしまいましたが、ラグビーの世界観が好きでした。

祐真 ニューヨークにあったラグビーのお店、カッコよかったよね。

AKIRA はい。ユニバーシティプレイスのお店に一人カッコいい店員さんがいたんですよね。

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祐真 いたいた!黒人のスタッフだよね?名物店長だったね。

AKIRA そうです!その彼に憧れてちょっと派手なのを買ってしまうんですけど、東京では着られない、みたいな(笑)。

祐真 あれっ、違った?みたいな(笑)。あるある。そういうものですよね。店にいるスタッフがカッコいいっていうのは、ラルフ ローレンのショップには多いですよね。僕は当時、ニューヨークに着いたら即、ブリーカーストリートにあったラグビーの2号店へ行っていました。そこにもカッコいい黒人のスタッフがいたんですよね。向かいのRRLのショップではスタッフ全員がスーツで固めていて。ロンドンのRRLもカッコいいですよ。

AKIRA ロンドン、行ってみたいですね。

祐真 ロンドンのRRLもネルシャツ系のものから、ヴィンテージライクなクロージングまであるんですが、それをビシッと着ているスタッフたちがいて、とにかくカッコよくて。みんななりきっちゃってるんですよね。本物のマフィア?アル・パチーノ?ってぐらいに。

AKIRA カッコいいですよね。アメリカとはまた雰囲気が違うんでしょうね。

祐真 ところでAKIRAさんは映画、観ますか?最近のヒットはなんですか?

AKIRA ハリウッド映画はもちろん見ますが、最近は『殺人の追憶』とか『悪魔を見た』など、韓国のサスペンス映画にものすごくハマってしまって。

祐真 韓国の役者さんたちはみんな演技上手が目立ちますね。

AKIRA そうなんですよね。チェ・ミンシクっていう、ハリウッド映画でいうと『ルーシー』にマフィア役で出ている方なんですけど、彼が特に好きです。とぼけたおじさん役もできるし、めちゃくちゃ怖い殺人鬼の役もできて素晴らしいと思います。『オールドボーイ』にも頭ぼさぼさの役で出ていましたね。

祐真 演技もディープで、リアリティがあるんですよね。

AKIRA 痛め付けたり殴ったりするシーンは本当に痛々しく感じる臨場感が素晴らしいですね。あとは定番ですが『ゴッドファーザー』が好きです。最初に見たのは高校生の頃だったかと思うのですが、年を重ねるごとに見方がどんどん変わっていくのが面白いですね。

祐真 見る度、変わるんですよね。僕も何度も見ていますが、毎回印象が変わるし、見る度にあれ?こうだったっけ?って。発見が多い映画なんですよね。

AKIRA 40歳、50歳になってまた見た時にどういう風に感じるかなと楽しみにしているんです。

祐真 AKIRAさんはマフィア映画好きでしたか。

AKIRA 好きですね。定番ですけど。

祐真 僕も大好きです。そういうマフィアがラルフ ローレンを着てもカッコいいですしね。

AKIRA そうですね。カッコいいと思います。

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祐真 最後に、AKIRAさんにとってのラルフ ローレン パープルレーベルの魅力を聞かせてください。

AKIRA 高級なラインにもかかわらず、着る人を引き立たせてくれるブランドだと思います。ハイブランドというと、服に着られてしまうというか、服のほうが輝いてしまうことが多いと思うんです。でもパープルレーベルの服は、自分というブランドを引き立たせてくれる感じがとても素敵だと思います。

祐真 着る人にフィットするということですよね。その真意を次回のファッションページで表現できるように頑張りたいと思います。

AKIRA よろしくお願いします。

祐真 こちらこそ引き続きよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

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AKIRA|アキラ
EXILEの中心核メンバー、パフォーマーの傍ら、映画やドラマ、舞台でもキャリアを積む。2009年初主演映画『ちゃんと伝える』では日本映画批評家大賞新人賞受賞。その後日本にとどまらず、17年初ハリウッド出演作品マーティン・スコセッシ監督『沈黙-silence』に出演し、活躍の場を世界にも広げている。16年9月からはEXILE THE SECONDも兼任し、17年3月1日にアルバム「BORN TO BE WILD」をリリースした。

問い合わせ先

ラルフ ローレン

0120-3274-20

www.ralphlauren.com

           
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