名だたるミュージシャンたちがビートルズをカバー
LOUNGE / MUSIC
2015年1月8日

名だたるミュージシャンたちがビートルズをカバー

復興支援プロジェクト「JAPAN UNITED with MUSIC」

名だたるミュージシャンたちがビートルズをカバー

多くのミュージシャンが、昨年の大震災の被災者を支援しようと、何かしらの活動をおこしている。今回、これまで各々に活動していたミュージシャンが、坂本龍一の呼びかけのもと、ひとつの楽曲で支援を行うことになった。

Text by SUGIURA Shu(OPENERS)

坂本龍一主導のもと、小林武史、桜井和寿、スカパラなどが集結

参加するのは、桜井和寿、東京スカパラダイスオーケストラ、Salyu、YMOなど総勢30名の錚々たる顔ぶれ。プロデューサーに小林武史を迎え、ビートルズの『All You Need Is Love』をのカバーを制作した。寄付先は、被災した子どもを支援するための団体を現在検討中(下記ホームページで発表)で、収益のほか、ビートルズの楽曲使用料もそのまま寄付に充てられるという。

坂本龍一もそうだが、プロデュースを手がける小林武史も、桜井和寿らとともに設立したap bankなどで、社会的な活動に積極的に取り組むアーティストの代表格。昨年からは、被災者支援はもちろん、環境保護に関連する活動をよりアクティブにしている。

「たしかに良い話だなとは思いました。ただ、最初は少し躊躇もあったんです。なぜ今ビートルズのカバーなのか……今の日本の状況に洋楽のビートルズというのは少し遠く感じました。でも、邦楽が中心で洋楽が聴かれなくなってしまった内向きなこの音楽シーンで、あえてポップ&ロックの古典中の古典であるこの曲を、日本人の僕らが今日的な音でクリエイティヴィティの高いカヴァーを提示する。もしそれができれば、リーダーシップが見えずに混沌とした日本社会に、これからの可能性や希望を表せるのではないかと思ったんです。そのためなら(ビートルズという)西洋の力もお借りするのもアリなんではないかと」と小林は語る。<

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アートワークは映画美術監督、種田陽平の書き下ろし。

『All You Need Is Love』という“直球”な世界的名曲に、それぞれの日本人アーティストが希望を込めた。この楽曲が、支援の輪をよりいっそう世界に広めてくれることを期待したい。本日1月25日より配信スタート、ミュージックビデオ、ステッカー付きのCDは3月7日に発売される。

All You Need Is Love
配信日|1月25日(水)
価格|着うたフル 420円 / PC 配信 200円
CD発売日|3月7日(水)
価格|1575円 ※ミュージックビデオDVD、特典ステッカー封入
http://www.japan-united-with-music.jp/

           
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