“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 前編|Lamborghini

“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 前編|Lamborghini

CAR IMPRESSION

Lamborghini Aventador LP 750-4 SV(Superveloce)
ランボルギーニ アヴェンタドール LP 750-4 SV(スーパーヴェローチェ)

SV”の称号をもったアヴェンタドールをスペインで試す 前編

0-100㎞/h加速2.8秒、最高速度350km/h以上という超ド級のパフォーマンスが与えられた特別なランボルギーニ「アヴェンタドール LP 750-4 SV」を、F1スペインGPの舞台でもあるカタルーニャ サーキットでテストドライブ。“スーパースピード”を意味する伝統の称号「SV(スーパーヴェローチェ)」をもつ最新鋭の猛牛は、どのようなパフォーマンスを披露するのか。大谷達也氏がリポートする。

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Text by OTANI Tatsuya

伝統のスーパーヴェローチェ

バルセロナに到着した当日の夜、ビーチに隣接したホテルのベランダで食事前のカクテルを楽しんでいると、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長と技術のトップであるマウリツィオ・レッジャーニ氏が通りがかり、われわれメディア関係者に声をかけていった。

ふたりとは昨年の「ウラカン LP610-4」試乗会や各地のショー会場で何度となく顔をあわせているが、このときほど上機嫌で自信に満ちた表情を見たことがない。そこで私はヴィンケルマン社長に自分が感じたままを伝えると、こんな答えが返ってきたのである。

「アヴェンタドールSVを試乗された方々から『これは史上最高のランボルギーニだ』というお褒めの言葉をたくさんいただきました。みなさんも明日、試乗されれば、私たちが笑顔を浮かべている理由をご理解いただけるものと思います」

「アヴェンタドール LP700-4」、そして「ウラカン LP610-4」と、これまでヒット作を連発してきたふたりにこれほど明るい表情をもたらした「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ(SV)」への興味が、このとき私のなかで急激に膨らんでいった。

ランボルギーニ ファンにとってSVの2文字は特別な意味を持っているはずだ。古くは「ミウラ SV」にはじまり、「ディアブロ SV」「ムルシエラゴ SV」とこれまでに3台のSVが登場しているが、ランボルギーニの歴史が50年を越すことを考えれば、SVがどれだけ希少なモデルであるかがわかっていただけるだろう。

ヴェローチェ(Veloce)とはイタリア語でスピードのこと。つまりスーパーヴェローチェはスーパースピードを意味するわけだが、もともと速いランボルギーニに敢えてSVの文字をくわえるには、やはりそれ相応の理由がなければいけないというわけだ。