緻密な美を備えた「《アルソー リフト》トゥールビヨン・ミニッツリピーター」|HERMÈS

© Claude Joray

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2020年12月10日

緻密な美を備えた「《アルソー リフト》トゥールビヨン・ミニッツリピーター」|HERMÈS

HERMÈS|エルメス

エルメスのクラフツマンシップが凝縮。ミニッツリピーターとトゥールビヨン、ふたつの複雑機構を搭載

エルメスより、2020年秋冬の新作「《アルソー リフト》トゥールビヨン・ミニッツリピーター」が発表された。馬をモチーフとしたスケルトン部分と6時位置の丸いスケルトン部分から、エルメス製のミニッツリピーターとトゥールビヨンが姿を覗かせる、エルメスらしさとクラフツマンシップが融合した新作だ。なお、このモデルは受注生産で取り扱われる。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

ギャロップする馬を思わせる軽やかなダイアルから垣間見えるムーブメントが魅力

1978年にアンリ・ドリニーがデザインした《アルソー》は、控えめでありながらエルメスの独創性を体現するウオッチだ。ラウンド型ケースに鐙(あぶみ)から着想を得た上下非対称のラグを添えたシルエットは、時代を超えて愛され続けている。
このコレクションより新作「《アルソー リフト》トゥールビヨン・ミニッツリピーター」が発表された。ケースは18Kピンクゴールド製と18Kホワイトゴールド製のふたつのバリエーションがあり、それぞれホワイトとブルーのラッカー仕上げダイアルが組み合わされている。
本作の特徴は、ダイアルに施されたスケルトン部分から姿を覗かせるエルメス製のムーブメントだ。ケースのカーブに沿った馬モチーフから2本のゴングを備えたミニッツリピーター、6時位置の丸いスケルトン部分からフライング・トゥールビヨンがその美しい機構を覗かせている。
二重の「H」を象ったこのトゥールビヨンは、フォーブル・サントノーレのブティックのエントランスや手すり、階段、エレベーターを彩るモチーフに着想を得てデザインされたもの。そして、透かし細工を施した細い針と、ギャロップする馬を連想させる「アルソー」の特徴的な斜体インデックスが、ウオッチに柔らかさをもたらしている。
ムーブメントは、エルメス・マニュファクチュールH1924の新たな機械式手巻きムーブメントが搭載され、サファイアクリスタル製ケースからもその姿を鑑賞できる。

《アルソー リフト》トゥールビヨン・ミニッツリピーター

  • ムーブメント|手巻き(エルメス・マニュファクチュールH1924ムーブメント)
  • パワーリザーブ|約90時間
  • 機能|ミニッツリピーター、時・分表示、フライング・トゥールビヨン
  • ケース素材|18KPGまたは18KWG
  • ケース径|43mm
  • ストラップ素材|アリゲーターレザー
  • 防水|3気圧
  • 予価|2625万円(税別)
  • 数量|受注生産
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