今年1月にテレビ番組「ソロモン流」に出演し、初の著書
『1000%の建築〜僕は勘違いしながら生きてきた〜』も発売4日目で増刷が決定するなど、注目を集める建築家 谷尻 誠氏。彼を中心に結成したクリエイターユニット“PASSION ON PROJECT”が、ミラノサローネの期間中、「Touch to turn light into delight」(喜びを歓びに変える行為)をテーマにインスタレーション展示をおこなう。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
“成長する作品”と呼ぶにふさわしい、参加型インスタレーション
建築家 谷尻 誠氏、照明デザイナー 岡安 泉氏、プロデューサー 笹生八穂子氏によるユニット“PASSION ON PROJECT”が出展するのは、日本人が2011年の“逆境”をきっかけに体験した、「灯りのあり方」、「ひととのコミュニケーション」、そして「よろこび」とはなんなのかを考え、ひとにとっての光を、LEDを用いて具現化するインスタレーション。
来場者がアクリルパーツをピックアップしたあと、会場に入り、おもいおもいのところへパーツを置くと、その瞬間、アクリルパーツがLEDの光を受け取り、発光しはじめるというインスタレーション。
作品自体はつねに変化しつづけ、来場者がパーツを置くその瞬間に「灯り」と「ひと」とがコミュニケートし、個の「喜び」は、衆の「歓び」に転換していく参加型インスタレーションとなっている。