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2007.11.29

石上純也|ISHIGAMI JUNYA

建築家。1974年神奈川県生まれ。
東京芸術大学大学院修士課程修了。2000年より2004年まで妹島和世建築設計事務所勤務。
2004年に石上純也建築設計事務所を設立。

過去のプロジェクトに、2005年ミラノサローネ『LEXUS L-finesse』展の会場デザイン。2005年キリンアートプロジェクト2005で入選した、厚さわずか3ミリしかない『TABLE』にて2006年世界最大のアートフェアであるアートバーゼルART UNLIMITEDに参加(ギャラリー小柳)。ほかに山口県宇部市にあるレストランのためのインテリア『レストランのためのテーブル』(2003)など。プロダクト・デザインにポンピドゥー・センターのコレクションにもなっている『low chair』『round table』がある。

2007年10月には東京都現代美術館『space for your future 』展にて、館内の4フロアを貫く吹き抜け空間に、強大な四角い風船を展示。外側にアルミを貼り、内部にヘリウムガスを込められた風船は、閉じられた空間の中で飛行船のように、ゆらゆらとたゆたう、土地に縛られない自由な建築というものを表現しているようにみえた。
11月には表参道のars galleryで開催されたデザイン/アートプロジェクトDEROLLが企画した、箱をテーマにした合同展『箱展』に『リトルガーデン』で参加。石上は丸テーブルと、その上に銀でつくった無数の小さな器を展示した。
そのテーブル自体が作品になり、器のなかには植物の種や花びら、そして野草が散りばめられる。それはかわいいいとか綺麗という誰にでも理解できるわかり易さとともに、不可解な謎をも生じさせる、人間の深層心理に訴えかけるような、現代社会が潜在的に内在する不安を映し出す。

近作に2008年2月竣工の神奈川県厚木市にある、神奈川工科大学内にたつ2000平米のものづくり支援施設、KAIT工房の設計がある。自身が『星空のよう』と説明する、太さも形状も質感も異なる柱がランダムに並んだ、無数の柱が立つ室内空間は、その柱自体が建物の基礎になるというもの。
室内空間を埋め尽くす無数の柱という、一見シュールな発想に見える空間構成をもち、室内という限られた空間に、どのような自由さをもたらすものになるのか、建築界の大きなセンセーションになっている。
リノベーションによるヨージヤマモトのニューヨーク店『Yohji Yamamoto NY store』もオープンしたばかり。
世界に通じる建築言語のなかでの独自の高いレベルの建築的表現と、それを具現化するための自身の言語を備え、いまもっとも今後の活躍が期待される若手建築家だ。
その活動は実作の建築といった狭い枠組みや因習に捉われず、建築、空間デザイン、インテリアデザイン、そしてアートオブジェの制作と多岐にわたる。

2008年の第11回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展に出展。
現在『都市のなかの別荘』というtプロジェクト、ワンルームほどの広さのフロアが11層連なる森と別荘のある家『つくばの住宅』、家のなかに庭がある『月島の住宅』、既存のビルの屋上にビルオーナーのための離れを作るという『青砥の住宅』などのプロジェクトが進行中。
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