FREITAG|独自開発した生地「FREITAG F-ABRIC」がデビュー
FASHION / NEWS
2015年7月28日

FREITAG|独自開発した生地「FREITAG F-ABRIC」がデビュー

FREITAG|フライターグ

ヨーロッパの繊維からできた、ヨーロッパ製の100%生分解可能な生地

独自に開発した生地「FREITAG F-ABRIC」デビュー

トラックタープ(幌)を使い新製品をリリースしてきた「FREITAG(フライターグ)」から開発に5年を要した新素材が登場 ── その名は「F-ABRIC」。無害で水を過度に必要としないヨーロッパの土壌で育った靭皮繊維である麻、亜麻、モーダルなどを使用した生地。このF-ABRICを使用したアイテムが、「FREITAG Store Shibuya」にて販売をスタートした。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

靭皮繊維製の“未来の生地”

フライターグでは、「F-ABRIC」を開発、デザインするために小規模の生地エキスパートチーム「F-Crew」を編成。見た目が良く、作業に適した服を開発することを課題として、F-ABRICがタフさ、着心地の良さ、デザイン性を、F-Crewが数ヶ月に渡ってテストした。

F-ABRICは、できるだけ少ない化学物質で繊維を栽培し、スイス・チューリッヒにあるフライターグの工場から2500キロ半径内ですべての生産がおこなわれている。一般的な生地の生産プロセスに比べて、繊維から最終製品になるまで近い範囲の中で完成するので、環境への負荷が少ないのも特徴だ。

FREITAG|F-ABRIC 02

FREITAG|F-ABRIC 03

FREITAG|F-ABRIC 04

土に還り、リサイクルされていく生地

さらに、F-ABRICは、生地、縫製糸や織り端を含むすべての素材が100%生分解性可能。役目を終えたあとは、ゴミ箱ではなく土に捨てることにより、服があらたな原材料の肥沃な土壌となる。

ロングスリーブに使われているジャージーニットは、堆肥可能な生地とアイボリーナット製のボタンを使用しているので、丈夫なだけでなく、3ヶ月で生分解するのも特徴。

F-ABRIC FOR EVERYONE

F-ABRICブロークンツイル製(81%リネン、19%麻)のワークパンツ「E550 MALE WORKPANT」、ミドル丈のスカートとオーバーオールをミックスさせた実用的な「E170 FEMALE WORKDRESS」をはじめ、温度調節機能、抗菌、吸収性に優れている「E320 FEMALE T-SHIRT & E720 MALE T-SHIRT」、F-ABRICジャージーニット製のロングスリーブ「E350 FEMALE LONGSLEEVE & E750 MALE LONGSLEEVE」、そして、ブロークンツイル製のバッグ「F799 F-ABRIC CONCEPT BAG」がラインナップする。

FREITAG Store Shibuya
東京都渋谷区神宮前6-19-18 コマツローリエビル1F
Tel. 03-6450-5932

繊維、制作、フライターグ兄弟が生産者を訪れる旅
www.freitag.ch/media/fabric

           
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