アウディ、初となるコンパクトSUVのBEV「Q4 eトロン」を発表|Audi
CAR / NEWS
2022年1月21日

アウディ、初となるコンパクトSUVのBEV「Q4 eトロン」を発表|Audi

Audi Q4 e-tron|アウディ Q4 イートロン

Audi Q4 Sportback e-tron|アウディ Q4 スポーツバックイートロン

アウディ、初となるコンパクトSUVのBEV「Q4 eトロン」を発表

アウディ ジャパンは、フル電気自動車(BEV)の第3弾となるコンパクトSUV「Q4 eトロン」と「Q4スポーツバックeトロン」を発表。発売は2022年秋ごろが予定されている。

Text by YANAKA Tomomi

インテリア長はQ5をしのぎ、余裕のある室内空間と収納スペースを確保

アウディが大型SUV「e-tron」、4ドアグランツーリスモ「e-tron GT」に続き、コンパクトSUVセグメントに初導入したBEV「Q4 e-tron」。
電気自動車専用のプラットフォーム「MEB」が採用されており、Q3とQ5の間に位置するコンパクトなボディサイズでありながら、インテリア長はQ5をしのぎ、余裕のある室内空間と収納スペースが与えられているのが特徴だ。
ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUVと、スタイリッシュなクーペSUVのスポーツバックの2タイプ。エクステリアは、短いフロントオーバーハングに加え、最新のアウディQファミリーに共通するオクタゴンの開口部のないシングルフレームグリル、アウディの電気自動車と分かる独自のデザイン言語などが取り入れられた。
空力性能にも注力しており、電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクターなどにより、Cd値はSUVモデルであるにもかかわらずQ4 e-tronが0.28、スポーツバックは0.26を実現する。
インテリアは、特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフトを装備し、メーターには10.25インチのアウディバーチャルコックピット、センターには11.6インチのMMIタッチディスプレイを配置することでフルデジタルのコックピットを形成。
また、アウディ初となる上下ともにフラットな形状の新世代のステアリングホイールは物理ボタンのないシームレスなタッチ式が取り入れられた。フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイがコンパクトセグメントとしては日本初導入されている。
パワーユニットは、総容量82kWh(実容量77kWh)の駆動用バッテリーを前後アスクル間の床下に搭載し、リアアスクルに配置された1基の電気モーターで後輪を駆動。駆動用電気モーターは最高出力150kW、最大トルクは310Nmを発生。0-100km/h加速は8.5秒、一充電走行距離は欧州値で516kmを記録した。
このほかにもQ4 e-tronは通常とは異なるモーター始動・停止方法を採用。着席してスタートボタンを押す従来の方法以外にもブレーキペダルを踏むだけでイグニッションをオンにすることが可能となり、停止時はサイドブレーキボタンを押し、ブレーキを離すとイグニッションがオフになる仕組みだ。
走行中の回生ブレーキの強さもパドルシフトで3段階に調整できるほか、アクセルペダルだけで速度の調整ができワンペダルでのドライブ感覚を味わうことができるBモードがアウディで初めて導入された。
安全装備では、計4つの360度周辺環境カメラを内蔵。従来のアダプティブクルーズコントロールとアクティブレーンアシストを統合したアダプティブクルーズアシストをはじめ、死角で並走する車両を検出するアウディサイドアシストなどが搭載されている。
グレードはQ4 e-tronが「ベース」「アドバンスド」「Sライン」の3タイプ、スポーツバックは「アドバンスド」「Sライン」の2タイプを設定。価格はQ4 e トロンは599万円から689万円、スポーツバックは688万円から716万円となる。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
Tel.0120-598-106
https://www.audi.co.jp/

                      
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