ポルシェ、電動クロスオーバーモデルの「タイカン クロスツーリスモ」を発表|PORSCHE
CAR / NEWS
2021年3月8日

ポルシェ、電動クロスオーバーモデルの「タイカン クロスツーリスモ」を発表|PORSCHE

PORSCHE Taycan Cross Turismo|ポルシェ タイカン クロスツーリスモ

ポルシェ、電動クロスオーバーモデルの「タイカン クロスツーリスモ」を発表

ポルシェジャパンは3月5日、電動モデル「タイカン」の派生モデルとなる多目的クロスオーバー「タイカンクロスツーリスモ」の予約受注を同日から開始すると発表した。

Text by HARA Akira

ポルシェの E-モビリティへの大きな一歩

タイカン クロスツーリスモのエクステリアは、2018年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトスタディの「ミッションEクロスツーリスモ」にほぼ従うもの。そのシルエットは、ポルシェのデザイナーが「フライライン」と呼ぶ、後方に向かって傾斜するスポーティーなルーフラインによって定義されている。
オフロードデザインのエレメントとしては、ホイールアーチトリム、ユニークなフロントとリアのロアエプロン、およびサイドシルが含まれる。また、フロントバンパーとリアバンパーのコーナーとシルエンドに専用フラップを備えているが、それはエクステリアを際立たせるだけでなく、飛び石から保護する機能も持っている。
インテリアでは、後席乗員のために47mm高くなったヘッドルームと、大型テールゲートから積み込み可能な1,200リッターを超えるラゲッジを備え、真のオールラウンダーとなっている。
走行面では、タイカン同様に、800Vアーキテクチャーによる革新的なエレクトリックドライブを採用し、全てのモデルに総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスを標準装備。また4WDとアダプティブエアサスペンションを備えたハイテクシャシーを採用し、オプションのオフロードデザインパッケージでは最低地上高を最大30mm増やすことができる。これによってクロスツーリスモは難易度の高いオフロード地形の走行も可能となり、標準装備の「グラベルモード」がラフロード走行への適合性を向上させるという。
タイカンクロスツーリスモには3つのモデルがあり、それぞれのパフォーマンスと価格は以下のようになる。

•タイカン4クロスツーリスモ

  • 280kW(380PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力350kW(476PS)、0-100km/h加速タイム5.1秒、最高速度220km/h、航続距離(WLTP)389–456km、価格1309万円

•タイカン4Sクロスツーリスモ

  • 360kW(490PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力420kW(571PS)、0-100km/h加速タイム4.1秒、最高速度240km/h、航続距離(WLTP)388–452km、価格1502万円

•タイカンターボクロスツーリスモ

  • 460kW(625PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力500kW(680PS)、0-100km/h加速タイム3.3秒、最高速度250km/h、航続距離(WLTP)395–452km、価格2024万円
ポルシェAG オリバー・ブルーメ取締役会会長
ポルシェAGのオリバー・ブルーメ取締役会会長は、「ポルシェは、2019年の最初のフル電動スポーツカーの市場投入とともに重要なメッセージを発信しました。私たちは持続可能なモビリティのパイオニアを自認しており、2025年までにポルシェが提供する全ての新車の半数が電気自動車、またはエレクトリックドライブを搭載するプラグインハイブリッド車になると考えます。2020年には、ヨーロッパで販売した全ての車両の3分の1にエレクトリックパワートレインが搭載されていました。未来はE-モビリティのものです。私たちは、タイカンクロスツーリスモによって、この方向へとさらに大きな一歩を踏み出します」とコメントした。
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ポルシェ コンタクト
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