アウディRS 3が4年ぶりのフルモデルチェンジ 発表を記念した1stエディションも50台限定で導入|Audi
CAR / NEWS
2021年11月29日

アウディRS 3が4年ぶりのフルモデルチェンジ 発表を記念した1stエディションも50台限定で導入|Audi

Audi RS 3 Sportback|アウディ RS 3 スポーツバック

Audi RS 3 Sedan|アウディRS 3 セダン

Audi RS 3 Sportback 1st edition|アウディ RS 3 スポーツバック 1stエディション

アウディRS 3が4年ぶりのフルモデルチェンジ 発表を記念した1stエディションも50台限定で導入

アウディ ジャパンは、A3シリーズのハイパフォーマンスモデル「RS 3スポーツバック」と「RS 3 セダン」を発表。2022年4月下旬ごろ販売を開始する。また今回の発表を記念し、「RS 3スポーツバック 1stエディション」も50台限定で発表され、こちらは2021年12月13日(月)10時までオンラインで購入申し込みを受け付ける。

Text by YANAKA Tomomi

左右リアのトルクを可変分配できる、アウディ初のRSトルクスプリッターを搭載

2017年以来、4年ぶりのフルモデルチェンジとなる「RS 3」。スポーツバックは第3世代、セダンは第2世代へと進化する。
RSモデルを手掛けるのは、R8やRS 6などアウディのハイエンドスポーツモデルの開発を担うAudi Sport GmbH。日本国内でも、スーパーGTシリーズなどに参戦する「R8 LMS GT3」や、TCRジャパンシリーズに参戦する「RS 3 LMS」といったレーシングバージョンの開発、生産なども手掛けており、今回登場するRS 3もまたレース直系といえる性能が備えられる。
エンジンは9年連続「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」部門賞を受賞している、オールアルミ製の2.5リッター直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボを搭載。最高出力400ps、最大トルクは先代比で20Nmアップの500Nmを発生する。これに7段Sトロニックトランスミッションと四輪駆動のクワトロシステムが組み合わせられた。
なかでもクワトロシステムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用し、前後アスクルにトルクを可変配分することにより、大きなパワーを確実に路面に伝達、優れた高速安定性と操縦安定性を実現しているという。
今回のフルモデルチェンジでは、アウディとして初めてクアトロシステムにRSトルクスプリッターも採用。リアアスクルに組み合わされるこの技術は、左右のリアホイール間で駆動トルクを可変分配し、走行状態に応じてシステムはコーナー外側の後輪のトルクを増加。これにより、コーナリング中はリアの外輪により多くのトルクを配分することでアンダーステアを解消することが可能となるとともに、直進時にはリアの二つのクラッチを開放することで、フロントアスクルにのみトルクを伝え、燃料消費を低減する効果も得られるそう。
この機能により、ドライブセレクトには従来のコンフォートやオート、ダイナミック、インディビジュアル、エフィシェンシーの各モードに加え、リアアスクルに配分されるトルクをリア外輪に100%配分し、ドリフトを容易にする「RSトルクリア」と、セミスリックタイヤに対応し、サーキット走行に適した「RSパフォーマンス」も追加された。
「RSパフォーマンス」モードでは、トルクスプリッターがアンダーステアやオーバーステアを最小限に抑制する特性となり、0-100km/h加速は3.8秒を達成。車両開発のメイン舞台であるニュルブルクリンク北コースでは、現時点でコンパクトクラス最速となる7分40秒748を記録した。
標準装備のRSスポーツサスペンションはRS 3専用に新開発されたショックアブソーバーとバルブシステムを装着。このバルブシステムにより、ショックアブソーバーは伸び側、縮み側ともに従来モデル以上に良好なレスポンスを示すといい、さらにオプションでRSダンピングコントロールサスペンションも用意されている。
エクステリアは先代よりもよりダイナミックなデザインとなり、フロントにはワイドなRSバンパーを装着。フロントホイールアーチ後方には新たなデザインエレメントとしてエアアウトレットも設けられた。リアでもRS専用のバンパーにディフューザーに加え、二つの大きなクロームの楕円形テールパイプが統合された。
インテリアもまたスポーツ性を強調するRS専用コンポーネントを装着。なかでもマニュアルモードで作動するRS専用のシフトインジケーターは、グリーンやイエロー、レッドと色を変えながら、レーシングカーのように点滅して理想的なシフトアップタイミングをドライバーに通知。10.1インチタッチディスプレイにはクーラント温度やエンジン温度、トランスミッション温度、Gメーターが表示される。
この新型RS 3導入を記念した「RS 3スポーツバック 1stエディション」では、パノラマサンルーフやカーボンエンジンカバーなどを装備。ボディカラーもカタログモデルにはない、メタリックカラーのケモラグレーをまとう特別な1台となる。
価格は「RS 3 スポーツバック」が799万円、「RS 3 セダン」が818万円、50台限定の「RS 3スポーツバック 1stエディション」は907万円となる。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
Tel.0120-598-106
https://www.audi.co.jp/

                      
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