PORSCHE PANAMERA|最新グランツーリスモ「パナメーラ」、ティーザー発表
CAR / NEWS
2015年4月23日

PORSCHE PANAMERA|最新グランツーリスモ「パナメーラ」、ティーザー発表

PORSCHE PANAMERA|ポルシェ パナメーラ

ポルシェの最新グランツーリスモ「パナメーラ」、ティーザー発表

ドイツのポルシェAGは、新しい4ドア/4シーターのグランツーリスモ「Porsche Panamera(ポルシェ・パナメーラ)」のティーザーをスタートさせた。

注目はハイブリッドバージョン

2009年に導入が予定されているFRモデル、パナメーラ。今回発表されたティーザーイメージはフロント部分だけだが、今後は『The 4th dimension』なるサイトにて、また各媒体で展開される広告キャンペーンで順次情報が開示される。

パナメーラは、「メルセデス・ベンツCLSクラス」や「マセラティ・クワトロポルテ」といったモデルと競合する。ポルシェと、同社が筆頭株主をつとめるフォルクスワーゲン(VW)とのタッグによりつくられるもので、ポルシェのライプツィヒ工場で車両組み立てを、同ツッフェンハウゼン本社工場でエンジンを、そしてVWハノーバー工場で塗装済みボディを生産する。

最大のポイントは、ガソリン、ディーゼルとともにハイブリッドバージョンの追加が目論まれていること。市販が予定されるSUV「カイエン・ハイブリッド」と同じシステムといわれ、高級スポーツカーメーカーがハイブリッド市場に参入するということで世界的に注目されている。

BRAND HISTORY
ドイツを代表するスポーツカーブランドとして世界中の腕利きから圧倒的な支持を得ているのがPORSCHE(ポルシェ)である。はじまりは1931年。20代の頃から自動車エンジニアとして頭角をあらわした奇才・フェルディナンド・ポルシェは、ダイムラー社の技術部長を経験したあと、ドイツのシュトゥットガルトに「ポルシェ設計事務所」を設立して独立。以後、自動車メーカーからさまざまなクルマの開発を託されることになる。なかでも有名なのが、ドイツの「国民車」としてモータリゼーションに大きく貢献した「フォルクスワーゲン・ビートル」だ。

自動車メーカーとして、自らの名を初めて冠したのは、1948年に登場した「356」であった。それからポルシェは「911」「924」「928」といったスポーツカーを世に送り出すとともに、モータースポーツに力を注ぐ。たとえば、世界でもっとも苛酷なレースといわれるルマン24時間で16回の優勝を手に入れたほか、F1でもエンジンサプライヤーとして3度のシリーズ優勝に貢献するなど、輝かしい戦績を収めたのだった。その技術力と走りへのこだわりがいまなお彼らの製品に息づいているのはいうまでもない。

現在は、デビューから45年が経ったいまでもスポーツカーのトップランナーとして高い評価を得る「911」をはじめ、オープンスポーツの「ボクスター」、ボクスターのクーペ版の「ケイマン」、そして、プレミアムスポーツSUVの「カイエン」と、ラインナップすべてが高い人気を誇る。

           
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