MASERATI GRANTURISMO S|スポーツとエレガンスを見事に表現した2ドアクーペ
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2015年4月24日

MASERATI GRANTURISMO S|スポーツとエレガンスを見事に表現した2ドアクーペ

MASERATI GRANTURISMO S

マセラティ グラントゥーリズモS

スポーツとエレガンスを見事に表現した2ドアクーペ

マセラティが「グラントゥーリズモ」をモデル名として用いたのは、1947年の「A6 1500GTピニンファリーナ」が最初となる。レーシングカーの心臓をもつロードカーとして誕生した初代グラントゥーリズモが、その後のスポーツカーづくりの方向性を決定づけたのはいうまでもない。

そして60年後の2007年、「マセラティ・グラントゥーリズモ」がラグジュアリースポーツとして復活を果たした。「グランスポーツ」の後継モデルとなる新型クーペは、ピニンファリーナがデザインを手がけ、ロングノーズの流れるようなフォルムが、マセラティ独自のスポーツとエレガンスを見事に表現している。このグラントゥーリズモをベースに、パフォーマンスを極めたのが、2008年のジュネーブショーに登場した「グラントゥーリズモS」だ。

注目は、グラントゥーリズモの4.2リッターV8にかわりノーズに収まる4.7リッターのV8で、そのスペックは最高出力440ps、最大トルク490Nmと、「アルファ8Cコンペティツィオーネ」とほぼ互角の性能を誇る。組み合わされるトランスミッションは、通常のトルクコンバーター式オートマチックではなく、乾式ツインプレートクラッチをもつ6段シーケンシャルギアボックス。オートマチックモードを選べばイージードライブが楽しめる一方、マニュアルの「スポーツ-MCシフト」モードならシフトチェンジの時間を0.1秒まで切り詰めること可能。しかも、ギアボックスをリアデファレンシャル直前に置くトランスアクスルを採用することで、前47:後53の前後重量配分を実現している。

みなぎるパワーと軽快なハンドリングが、日常の移動をスポーツに変える。グラントゥーリズモとはそんなクルマなのだ。

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マセラティ グラントゥーリズモS

ボディ|全長4881×全幅1915×全高1353mm
エンジン|4.7リッターV型8気筒
最高出力|323kW[440ps]/7000rpm
最大トルク:490Nm[50.0kgm]/4750rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|6段シーケンシャルギアボックス
価格|1750万円
(2008年6月現在)

           
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