第88回ピッティ・イマージネ・ウオモの招待デザイナーが決定｜Pitti Uomo
Pitti Uomo｜ピッティ・イマージネ・ウオモ
メンズウェア・ゲストデザイナーはジェレミー・スコットの「Moschino」
第88回ピッティ・イマージネ・ウオモの招待デザイナーが決定
6月16日（火）から19日（金）まで開催される第88回ピッティ・イマージネ・ウオモに招待されるスペシャル・ゲストデザイナーが決定した。今回は「Moschino（モスキーノ）」で、ジェレミー・スコット（写真上左）がクリエイティブディレクターに就任してから、イタリアで初めてのメンズファッションをフィーチャーしたランウェイショーを発表する。
Text by KAJII Makoto （OPENERS）
ピッティ・スペシャルゲストは27歳のトーマス・テイト
今回の決定にかんしてピッティ・イマージネ・ウオモのCEOであるラファエロ・ナポレオーネ氏は、「ジェレミー・スコットのコレクションには、フランコ・モスキーノの精神とデザインの一部となっているユーモアと不遜、神話を爆発させる風潮とポップな図像の巧みな操作を見ることができるが、そこには同時に彼の個性が潜んでいる。彼は時代を読む特別なセンサーを持ち合わせており、とくに繊細な素材と生地を用いているが、それは彼が高級品をデザインしているからである。そこに我々が彼を招待した理由がある」と選考理由を語る。
また、レディースウェアのスペシャル・ゲストデザイナーは、ロンドンに拠点を置くカナダ人のトーマス・テイト氏。現在27歳のテイト氏は、セントラルセント・マーティン芸術大学を卒業し、2014年のLVMH賞（LVMH ヤング・ファッションデザイナー・プライズ）を受賞した。
ピッティ・イマージネ・ウオモ コミュニケーション＆イベントマネージャーのラポ・チャンキ氏は、「この数シーズン、ロンドン・ファッションウィーク中に発表されていたトーマス・テイトのレディースコレクションは、見逃せない大注目のイベントになっていました。
© Lex Kembery
我々は、彼の一貫性とサルトリアルスキル、期待を裏切るシルエットとデザインに対するドライな愛情が好きなのです」と語る。今回のピッティでは、独特なプログラム形式「作品のリフレクション」で発表される。
トリビュートイベント「Nino Cerruti」のエキシビションを開催
ピッティ・ディスカバリー財団は、約50年間に渡り、イタリアのメンズファッションの中心人物として君臨してきたチェルッティ氏の功績を称え、アイデアとスタイルに捧げられた「Nino Cerruti」初のエキシビション「Il Signor Nino」を開催する。
このエキシビションはチェルッティ氏本人がキュレーションを務め、『ルオモヴォーグ』のライターであり、ファッションジャーナリストのアンジェロ・フラッカヴェント氏によって、チェルッティのファッションが、コンテンポラリーかつエレガンスの傑出した一例であることを紹介する。
さらに、デザイナー・プロジェクトでは、カルロ・ブランデリ（トップの写真上右）をフィーチャー。イタリアン・デザイナーであり、「KILGOUR（キルゴー）」のクリエイティブディレクターであるカルロ・ブランデリが、イタリアでのデビューを飾る。
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