ポルシェ 911 カレラ GTSにカリフォルニアで試乗|Porsche

ポルシェ 911 カレラ GTSにカリフォルニアで試乗|Porsche

CAR IMPRESSION

Porsche 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS

ポルシェ 911 カレラ GTSにカリフォルニアで試乗

ポルシェ「911S」と「GT3」の狭間を埋める中間的なモデルとして登場した「GTS」。河村康彦氏がカリフォルニア郊外のワインディングとウィロースプリングス サーキットで試乗し、GTSの一番の価値はどこにあるのかを確かめた。

Text by KAWAMURA Yasuhiko

欲張りなリクエストに応える「GTS」

「GT3」では見た目も乗り味もコンペティティブに過ぎる――そんな欲張りなリクエストにピタリと応えてくれそうなモデルが追加設定された。2014年末のロサンゼルス モーターショーでヴェールを脱いだ、「911カレラGTS」がそれだ。

GT3に準じたフロントビューを筆頭に、スモーク処理を施したヘッドライト ベゼルやセンターロック式のホイールなどで、ベースとなるカレラ系よりも精悍でスポーティな雰囲気を醸し出すカレラGTSは、クーペとカブリオレ、RWDと4WD、2ペダルと3ペダル――と、さまざまな選択肢を掛け合わせるとおもいがけずのワイドなバリエーション。ただし、この中でトランスミッションについては、日本導入モデルは“PDK”を謳う7段DCTに限定され、MT仕様の導入は見送られている。

Porsche 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS

Porsche 911 Carrera 4 GTS Cabriolet

Porsche 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS

Porsche 911 Carrera GTS

最新のGT3がPDK専用のモデルとなったいま、「シャープなレスポンスが売り物のNAエンジン搭載モデルこそ、3つのペダルで操りたい」という要求も皆無ではないはず。しかも、テストドライブの結果では、これまではミッドシップモデルが採用する6段MTにわずかに見劣りした7段MTのシフトフィールが、大きく改善されていたことが確認できたのだ。

端的に言って、この“新7段MT”の日本未導入は、なんとも残念なニュース。場合によってはオプション扱いで、たとえPDK同様の価格となってしまうとしても、これはなんとしても日本のカタログにも載せて欲しい仕様であると声を上げたい。

もう一点、そんなGTSならではのトピックが、後輪駆動モデルも含めたすべてのモデルが、リアフェンダー周辺によりグラマラスな処理が施された“ワイドボディ”を採用すること。

そんなGTSが後輪駆動モデルか4WDモデルであるかは、走り去る姿で確認ができる。4WDモデルには、従来からカレラ4系のアイコンでもある、コンビネーションランプ間を走る“ライトバー”を採用。

いっぽうの後輪駆動モデルには、この部分に光沢ブラックの“トリムストラップ”が用いられるからだ。

Porsche 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS

Porsche 911 Carrera GTS & Carrera 4 GTS