エルメス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|HERMÈS

HERMÈS|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報

©Claude Joray

バーゼルワールド 2015 現地レポート

HERMÈS|エルメス

文字盤の書体から徹底的に見直した新コレクション

スリム ドゥ エルメスの船出(1)

1970年代からスイスに時計製造の拠点を持ち、時計の開発・製造に打ち込んできたエルメス。近年は、ヴォーシェ社との共同開発によるコンプリケーションをはじめとして進境著しく、2015年の今年は機能美にあふれる新コレクションをスタートさせた。その名は「スリム ドゥ エルメス」。文字盤からケースにいたるまですべて見直し、次世代のエルメスを代表するモデルとして設計されたモデルだ。

Text by KAWADA Akinori

コンプリケーションやハイデザインモデルも展開

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エルメスは、1970年代からスイス・ビエンヌに製造拠点を構え、「アルソー」「クリッパー」をはじめとする優れた時計をラインナップしてきた。

近年はヴォーシェ社(ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルーリエ社)との共同開発になるハイレベルなコンプリケーションで、時計ファンからの注目度も高い。

そんなエルメスが2015年にあらたにスタートさせるコレクション「スリム ドゥ エルメス」は、まさにスリムなスタイリングが特徴だ。

機械式腕時計のムーブメントは、ヴォーシェ社と共同開発した新型キャリバーH1950を搭載する。薄型を追求し、コンプリケーションを開発。

今回は、ベーシックから永久カレンダーモデルなど多岐にわたる。デザイン性の高いダイヤルの限定モデルも用意され、バリエーションは多彩である。

インデックスの書体までこだわったベーシックモデル

「スリム ドゥ エルメス」というモデル名に相応しく、薄型ケースを実現。それを実現できたのは、この時計のために用意されたキャリバーH1950にある。巻き上げ機構にマイクロローターを採用したことによってムーブメントの厚さをわずか2.6mmに抑えることに成功。ケース厚も自動巻きとは思えないほど、よりスリムに仕上げている。

スタイルもエレガントで、ラグの形状も特徴的。ダイヤルは外周、センター周辺、スモールセコンドと段差を設けて立体的に設計されており、非常に奥行きのある作り。インデックスは細身で、スリットが入ったステンシル風の独特の書体で、このモデルのために考案されたものだ。それらの要素で彩られたフェイスは、一目見ただけで、このコレクションだと印象に残る。機能的にはベーシックだが、個性にあふれるデザインである。

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©HERMÈS

スリム ドゥ エルメス 39.5mm
ケース|18Kローズゴールド、ステンレススチール
直径|39.5mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.H1950)
ストラップ|アリゲーター
防水|3気圧
発売時期|2015年秋予定
予価|204万1200円(ローズゴールド)、85万3200円(ステンレススチール)