ALFRED DUNHILLにおもいを馳せ、福岡から京都へ|RALLY NIPPON 2014

ALFRED DUNHILLにおもいを馳せて|RALLY NIPPON 2014

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RALLY NIPPON 2014|ラリーニッポン 2014

世界遺産、文化遺産をクラシックカーで巡る4日間

ALFRED DUNHILLにおもいを馳せ、福岡から京都へ

「日本の歴史や文化を再発見し、誇りと美しさを世界に発信する」ことをテーマに、2009年にスタートした「ラリーニッポン」。今年で開催6回目を迎えた今回、愛車1968年型のトライアンフ「スピットファイア」を駆り、モータージャーナリストの九島辰也が参加。福岡・太宰府天満宮から、京都・上賀茂神社までの4日間の自動車旅行に出かけた。

Text by KUSHIMA Tatsuya

太宰府天満宮をスタートし、上賀茂神社を目指す

アルフレッド・ダンヒルがクルマ好きであったことは周知の事実である。馬具からはじまった商品群も自動車が普及されるころには、“自動車旅行用品”に取って代わろうとした。自動車以外はすべて揃っている―――と言わしめたほどだ。

そんなダンヒルが協賛するクラシックカーイベントがある。ラリーニッポンである。世界遺産、文化遺産を巡りながらクラシックカーを走らせるちょっと“オツ”なそれは、今年第6回目を数えた。当初は東京 – 京都間を4日間で走ったが、2012年は京都 – 東京間を、昨年はついに台湾一周というルートを巡ったりもした。

そして迎えた今年のラリーニッポン2014は福岡 – 京都間というもの。太宰府天満宮をスタートし、上賀茂神社を目指す4日間の自動車旅行となった。

RALLY NIPPON 2014|ラリーニッポン  2014
RALLY NIPPON 2014|ラリーニッポン  2014

ⓒdunhill

クルマは1968年型トライアンフ「スピットファイア」。ドンガラの状態を見つけ、およそ13ヵ月かけてフルレストアレーションしたシロモノだ。トライアンフのパーツは、英国のみならずアメリカからも容易に手に入れられる。新品パーツやらリビルト品やら、なんら不自由はない。ボディカラーはブラックにした。当時なかった現代的な顔料だ。パールこそ入っていないが、それに近い光沢を見せる。言ってしまえば、某ヨーロッパプレミアムブランドで使っているものとおなじだ。

そして内装はチョコレートブラウンを選択。レザーやカーペットを自ら手に取り選んだ。シートには黒のパイピングを入れて―――。じつはこれもまたビスポークだと信じている。スーツをつくるのとおなじだ。テーラードを誂える際にシルエットからボタンの糸の色までこだわるように、スピットファイアを仕上げた。

ちなみに、このクルマのデザインを手がけたのはイタリア人カーデザイナー、ジョバンニ・ミケロッティ。ボンネットのラインがセクシーに見えるのは、そんな彼の“血”なのかも知れない。