小剣で遊ぶ「レッドレーベル」のストライプタイ|FAIRFAX
FAIRFAX|フェアファクス
クラシックなルックスに垣間見る個性
小剣で遊ぶ「レッドレーベル」のストライプタイ
1976年の創業以来、英国のクラシックをベースに、ミラノ、ニューヨークなどのテイストを加味し、リアルで洗練されたドレススタイルを創出してきた日本のネクタイブランド「FAIRFAX(フェアファクス)」。今回は、ブランド内で展開する「Red Label by FAIRFAX(レッドレーベル バイ フェアファクス)」より、王道のデザインがもつ安定感にさりげないアレンジを効かせる“小剣見せスタイル”を提案するストライプタイが登場した。
Photographs by JAMANDFIXStyling by TOCHIGI MasahiroText by IWANAGA Morito(OPENERS)
小剣ずらしスタイルをさらに発展させた「小剣見せ」
アイビーのツボをおさえた「レッドレーベル バイ フェアファクス」の米国式の右下がりストライプタイ。Vゾーンのなかにすっきりと馴染むネイビーをベースとしたツートンのカラーラインナップを揃えている。
特徴は「レッドレーベル」のネーミングの由来である、小剣裏の「赤」。タイドアップする際に、この部分を見せる「小剣見せ」スタイルを提案している。ルールを重んじるネクタイの結び方において、適度な主張をくわえることができるのだ。その方法と実際の見え方について、説明しよう。
結んだタイをゆるめ、締め直す際に、小剣部分にひとひねりをくわえ、裏側を表にする。そしてノット下の大剣、小剣を左右にずらす。Vゾーンに小剣をずらすことでボリュームと表情をくわえる「小剣ずらし」の半歩先をいく、フェアファクスオリジナルの着こなしだ。ジャケットを脱いだときにあらわれる小剣裏が、遊び心を感じさせる。
現代においてネクタイは、ビジネスシーンでの使用を目的とされることが多いが、ルーツはスカーフにあるといわれている。つまり、もとは決まったかたちのないもの。もちろん礼装のツールとしての役割は大きいが、どれだけ自分らしく装えるかがカギなのだ。フェアファクスは、一見トラディショナルで保守的な印象のアイテムのなかに、スタイリングを楽しめる余白を残したネクタイを作り出す。今回紹介したストライプタイは、そのスタンスを雄弁に語るアイテムといえるだろう。
ストライプ柄ジャガードタイ
カラー|ミッドナイトブルー×ホワイト、ミッドナイトブルー×ダークグリーン、ミッドナイトブルー×レッド
価格|各1万260円
素材|シルク100%
サイズ|剣先幅8cm×長さ144cm
フェアファクスコレクティブ
Tel. 03-3497-1211
http://www.fairfax-collective.com