新型ジープ チェロキーを試す|Jeep

新型ジープ チェロキーを試す|Jeep

CAR IMPRESSIONS

Jeep Cherokee|ジープ チェロキー

未来的なジープの新種

新型チェロキーを試す

フィアット クライスラー ジャパンが導入を開始した第4世代となる新型「チェロキー」は、誰もが良く知るこれまでの箱形デザインを採用したいわゆる“ジープ”らしいデザインから一転。アヴァンギャルドなフォルムが特徴だ。スポーティとも都会派ともいうべき、超モダンなエクステリアからは、タフなイメージだけではない、ジープのあたらしいチャレンジが見えてくる。

Text by SAKURAI KenichiPhotographs by TSUKAHARA Takaaki

まるでUFO

4世代目となった新型ジープ「チェロキー」は、ジープ伝統の7スロットグリルや台形をモチーフとした前後のフェンダーデザインが紛れもなく「ジープ」の一族であることを感じさせるが、乗用車と比較しSUVらしく確保された高めの車高と、「ジープ」を「ジープ」らしく見せるためのそうしたフレーバーともいえるデザイン要素を取り除けば、じつに斬新で未来的なルックスといえる。

このデザインに対する話題から避けて通れないのというのも、新型ジープ チェロキーの特徴である。北米では昨年末からデリバリーを開始しており、市場の反応はやはり半々。あたらしいモチーフを新鮮だと評価するユーザーと、これはジープではないと否定的な意見が真っ向からぶつかる。もちろん、こうした反応は、当のジープにとっては織り込み済みで、想定内。時間とともに市場の反応は落ち着くと見ている。

Jeep Cherokee|ジープ チェロキー 8
Jeep Cherokee|ジープ チェロキー 43

「ジープというよりもまるでUFOのよう」とは、撮影をおこなったプロカメラマンの感想として印象的な言葉だったが、それは確かに的を射ているといえるもので、あらためて何にも似ていないこのチェロキーのチャレンジングなスタイリングには感心せざるを得ない。初めて実車を見たひとは、SUVにしてこのアヴァンギャルドなデザインに度肝を抜かれるだろう。写真よりも、実車はずっと個性的で、何にも似ていない。

これまでの「ジープ」とはかくあるべきというイメージから脱却し、次世代の提案として注目を浴びるとこのエクステリアデザインは、極端に寝かせたAピラーにつづくグリーンハウスが、箱形のジープとの決別を表現している。どちらかといえば乗用車のフォルムにちかいといえるシルエットは、タフなオフローダーのそれではない。エンジンフードとフロントグリルが一体化しているのもジープ初の試みだ。