2014 ミラノサローネ 最新リポート|CITIZEN

CITIZEN|2014 ミラノサローネ 最新リポート

MILANO SALONE

CITIZEN|シチズン

特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014

シチズンがパリの建築家・田根剛氏とのコラボで初出展

時とは、時計とは何かを求めつづけるシチズンの挑戦──「CITIZEN(シチズン)」がミラノサローネにグローバルブランディングの一環として、初出展した。建築家の田根剛氏(DGT)と、照明・音響演出の遠藤豊氏(LUFTZUG)を迎えて、時計のすべての部品を支えるパーツ“地板”を8万個使用し、音と光の演出によって、壮大かつ幻想的な空間を創り出した。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SHIMMURA Takuji

“8万個”の時計パーツを使用したインスタレーション

シチズンのデザインチームと、パリを拠点に活躍する建築家・田根剛氏(DGT)によるインスタレーションのテーマは、「LIGHT is TIME」。

シチズン|ミラノサローネ2014 02

光に満たされたインスタレーションは、シチズンが1930年に創業以来、時計のあらたな分野へ挑戦しつづけ、76年に“光”を電気エネルギーに換えて“時”を刻むエコ・ドライブの起原となった、独自の技術を開発した背景がベース。

音と光によっていまだ人類が経験したことのない光と時を感じる空間演出(スペース・オーケストレーション)を構想した壮大なもので、シチズンの原点となった1920年代の懐中時計や最新モデルを同時に展示して、「シチズンデザインの魅力」を表現している。

田根氏(DGT)は今回のインスタレーションについて、「時間とは光です。光のはじまりがなければ、時間が生まれることはありませんでした。20世紀、人類は時間をデジタルに数値化し、計測し、短縮しつづけたことで、いつしか時間から光を忘却していたのです。光なくして宇宙の驚き、地球の豊かさ、生命の喜びは生まれません。時間に光を呼び戻すこと『LIGHT is TIME』は、“21世紀の光”への挑戦です」と語る。

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DGT|ドレル・ゴットメ・田根/アーキテクツ
2006年よりダン・ドレル、リナ・ゴットッメ、田根剛の共同主宰により、DGTをパリに設立。エストニア国立博物館・国際設計競技を受賞したDGTは、パリを拠点に「場所の記憶」をテーマに、建築の創造を試みている。現在建設中の「エストニア国立博物館」(2016年完成予定)をはじめフランス、イタリア、日本 、レバノン、スイスでプロジェクトが進行中。2008年、イギリス・ICON MAGAZINE「世界で最も影響力ある若手建築家20人」に選出、2012年には新国立競技場国際コンペティションで「古墳スタジアム」がファイナリストに選ばれ国際的な注目を集めた。フランス文化庁新進建築家賞(2008)、ミラノ建築家協会賞(2008)、Red Dot Award Winner(2013)など多数受賞。
www.dgtarchitects.com

シチズン|ミラノサローネ2014 09

シチズン ミラノサローネ2014
LIGHT is TIME
会期|2014年4月8日(火)~13日(日)
会場|イタリア ミラノ トリエンナーレ内 ZONE GF “Curva A”

http://www.citizenwatch-global.com/milanosalone/2014/jp.html