革命的スポーツカーへ称賛を贈るコレクション

BMW i8は、BMWグループのプラグインハイブリッドカーの第一号であり、スポーツカーのもっとも進歩したかたちを示す。持続可能な次世代モビリティの実現を目指す iシリーズの第二弾のこのモデルにおいて、特筆すべきはその車両重量を実現した素材。カーボンファイバー製モノコックボディを採用することで、1,490kgを切る圧倒的な軽量化を実現させているのだ。

今回発表されたのは、“art of travel”を理念に掲げるルイ・ヴィトンが、もっとも先進的なスポーツカーBMW i8に捧げるラゲージコレクション。BMW i8の未来を予感させるデザインにインスパイアされ、そのコンセプトを血肉化し、カーボンファイバーを用いて製作された。

驚きの軽さと堅牢性を誇るカーボン素材の開発に、ルイ・ヴィトンはこれまでもトライしてきた実績がある。今回の企画は、あらたな素材への挑戦という意味でも非常に意義のあるものだったという。またこのコレクションは、さまざまな旅のスタイルに対応する容量と使い勝手の良さという旅行鞄としての機能においても、完成度の高いものだ。

ルイ・ヴィトン5代目当主であり、スペシャルオーダー部門責任者である、パトリック-ルイ・ヴィトン氏は、「このコラボレーションは、革新的技術と創造性をBMWと共有した縮図でもあります。クラフトマンたちも今回のプロジェクトにおいて、最大限の集中力とイマジネーションを発揮できたことを光栄におもっています。このコレクションは、まさに“art of travel”を体現するものと言えるでしょう」と話す。

特別な車のための特別な鞄

「ルイ・ヴィトンと我われは、伝統と発展へのたゆまぬアプローチの姿勢を互いに深く評価しています」と語るのは、BMWデザイングループ・バイスプレジデントのエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏だ。

「革新的なスポーツカーであるBMW i8に採用したCFRP（炭素繊維強化プラスチック）は、的確で賢明な軽量構造の哲学を示しました。ルイ・ヴィトンはその哲学を共有し、驚異的な軽さと芸術的デザインを両立する、エクスクルーシブなコレクションを生み出してくれました」とコメント。

大小のボストンバッグ「The Weekender GM i8」「Weekender PM i8」、ガーメントバッグ「Garment Bag i8」、堅牢なハードシェルの「Business Case i8」の4モデルをラインナップ。それぞれが、トランクやリアシェルフなどの車載スペースにフィットするようカスタムデザインされている。

BMW i8のカラーにマッチする、シックなカーボンブラックのボディは、ルイ・ヴィトンのホールマークであるダミエパターンチェックの流れを汲んだオリジナル素材で製作。いっぽうハンドルには、最高級の天然皮革が採用されている。またマイクロファイバーを使用したライニングには、BMW i8のトレードマークであるカラーのブラックとエレクトリックブルーを取り入れた。

すべてのアイテムには、レザーのネームタグが付属。ガーメントバッグを除いて、ルイヴィトンのアイコンでもある南京錠が付属する。このコレクションは、4月1日（火）からミュンヘン、ミラノ、ロンドン、パリ、ドバイ、ニューヨーク、ロサンゼルスのルイ・ヴィトン ブティックにて受注生産をおこなう予定だ。