EAT|ヨーグルトとバラの国、ブルガリアを食事で旅する
EAT|ヨーグルトとバラの国、ブルガリアを食事で旅する
ワールド・ブレックファスト・オールデイにブルガリアの朝ごはんが登場
世界各地の朝ごはんや伝統的な朝ごはんを1日中食べられる神宮前の「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。3月と4月のテーマは、ヨーグルトとバラの国、ブルガリアだ。
Text by YANAKA Tomomi
ブルガリアの国民食、お袋の味「パニッツア」
世界的に消えつつある、世界各地の伝統的な朝ごはん。長い歴史や文化、栄養などがつまった朝ごはんを通じて、その土地を知ってもらおうと、2カ月ごとにメニューを変えている「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。3月、4月のテーマに選んだのはブルガリア。
代名詞ともいえるヨーグルトは「キセロ・ムリャコ」と呼ばれ、そのまま食べるのはもちろん、日本とちがってサラダやスープにしたりと調理法もさまざま。また世界最大のバラの産地「バラの谷」が国の中央バルカン山脈にあるなど、心もカラダもきれいにしてくれるエッセンスがつまった国、それがブルガリアなのだ。
「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」に登場するのは、卵とチーズを挟み込んだパイ生地を渦巻き状に焼き上げた国民食であり、お袋の味の「パニッツア」。さらに、塩味のヨーグルトドリンク「アイリャン」が組み合わせられ、ブルガリアの朝ごはんの定番スタイルを再現した。付け合せには、シレネチーズをふんだんに使った「ショプスカ・サラタ」、ヨーグルトを使った伝統料理「スネジャンカ」、トマトの肉詰め「セルミ」にゆで卵と焼きナスが添えられている。
このほかにも、ほうれん草とお米でつくるブルガリアの伝統のお粥のような温かいヨーグルトスープも用意。デザートには薄いパイ生地をシロップ漬けにした「パクラヴァ」、さらにブルガリアの伝統的なハーブティ「ムルサルスキー」を組み合わせるとすてきなデザートタイムへと突入しそう。
また会期中はブルガリアにかんする料理教室やワークショップなども開催。どこか春を感じさせる爽やかなブルガリアの朝ごはんをさあ、召し上がれ。