HUBLOT│「アンティキティラ島の機械」にあらたに“時”を吹き込む

HUBLOT│「アンティキティラ島の機械」にあらたに“時”を吹き込む

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HUBLOT│ウブロ

最古の天文計算機へのオマージュ

「アンティキティラ島の機械」にあらたに“時”を吹き込んだ腕時計

古代ギリシア・ローマ時代に生み出され、太陽や月の正確な位置をはじめ、日食や月食の日程などを知ることができ、“最古の天文計算機”といわれる「アンティキティラ島の機械」。ウブロは、その精巧な「アンティキティラ島の機械」をダウンサイジングし、あらたに時の次元を吹き込こんだタイムピースを制作した。

文=谷中朋未

古代の高度の技術を伝える「アンティキティラ島の機械」

1901年、エーゲ海 アンティキティラの沈没船のなかから発見された「アンティキティラ島の機械」。紀元前2世紀ごろにつくられたというこの天文計算機は、古代ギリシアの太陽、月、惑星などの周期を示すもので、古代オリンピックの開催日を示すダイヤルさえも備えられていたという。

33×18センチのケースに収められた機械のパーツで発見されたものは、小さいものもふくめてわずか82個のみ。近年、X線スキャナーにより、肉眼では見えない無数の輪列や、古代ギリシア文字の銘文が隠れていたことも判明している。“最古のコンピュータ”ともいわれ、古代の学者や技術者の能力の高さを今に知ることができる貴重な遺物だ。

HUBLOT│ウブロ 01

タイムピースが完成するまでのストーリーをYouTubeにアップ

この伝説のマスターピースへの称賛として、ウブロは時計機能を持ち合わせていなかった「アンティキティラの機械」にあらたに時を刻み、さらに本来より小型化した腕時計を作ることを決意。製造&研究開発ディレクター マティアス・ビュッテ氏を先頭に、世界的に著名な考古学、碑文研究、機械工学歴史学者と、時計師のチームがパートナーシップを組んで制作に当たった。

ウブロでは、33×18センチのオリジナルを数センチ平方メートルの腕時計に縮小するとともに、オリジナル同様、2面のディスプレイケースに収めるという難題に挑戦。さらに、天体の周期を再現する時計の歯車をあらたにつくるため、直径の異なるらせん状ディスクを指し示すことができる非円形伸縮針を開発するなど、オリジナルのメカニズムを完全に再現しつつ、精度と表示の視認性の高さを両立させた。

「アンティキティラ島の機械」を忠実に再現したムーブメントの表側には、各都市での古代オリンピックのカレンダーやエジプト歴、黄道12星座における太陽の位置、ムーンフェイズと黄道における月の位置、そして恒星年を表示。裏側には、カリポス周期、メトン周期、サロス周期、トリプルサロス周期が「アンティキティラ島の機械」同様表示された。

このムーブメントは、今年10月にパリ工芸博物館で開催された展示会『アンティキティラ、時を越えて出現した謎の機械』展で初公開され、大きな話題を呼んだ。さらに、来年3月にスイスで開催される世界最大の時計の見本市バーゼルワールドでも発表され、その後は時計のメカニズム解明に尽力したパリ工芸博物館に常設展示されるという。

古代ギリシアが今に遺した偉大な機械と、現代の最新技術をもつウブロとの時を超えたコラボレーション。タイムピースが完成するまでのストーリーを紹介した動画をYouTube も、ぜひ目にしてほしい。(www.youtube.com/user/antikythera2012/)

ウブロジャパン
Tel. 03-3434-3002