PORSCHE|ポルシェ|第3回 残価設定ローンとは第3回 最新モデルに乗りつづけるという選択
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2015年4月14日

PORSCHE|ポルシェ|第3回 残価設定ローンとは第3回 最新モデルに乗りつづけるという選択

第3回 最新モデルに乗りつづけるという選択

ポルシェ911とならんでクルマ好きのあいだで高い人気を誇るBMW M3。今回はこのクルマをテーマに、残価設定ローンのメリットを考える。

文=生方聡写真=荒川正幸

BMWの残価設定型ローン「バリューローン」

ずっと恋い焦がれていたクルマを手に入れ、長くつきあっていきたいという願望がある一方、いつも最新、最先端モデルを乗りつづけたいと考えるのは、だぶん私だけではないと思う。

たとえば、私にとっていまいちばん興味をそそる1台であるBMW M3。高回転型の4リッターV8を積む新世代のM3が
日本に紹介されたのが2007年8月のこと。その1年後に登場したダブルクラッチ・トランスミッション「M DCT Drivelogic」が、メカ好きの私の心を揺さぶっている。

長いつきあいに発展するかどうかは最初の車検までに見極めるとして、とにかく話題のモデルを試してみたい……。そんなことを考えながら、いつものように軽い気持ちでBMWのウェブサイトをのぞいていたら、BMW ファイナンシャル・サービスのローン試算にたどりついた。最初の車検で乗りつづけるか手放すかを決めるなら、残価設定型の「バリューローン」で36回払いが好都合。諸費用分を頭金に回すとして、ローン元金1063万を36回のバ
リューローンで支払う場合を試算すると……。

バリューローン支払い例
※BMW M3 M DCTを36回ローンで購入。諸費用は頭金として支払い。2009年1月時点で
スタンダードローンの場合
  • ローン元金:10,630,000円
  • ローン支払い額合計:11,638,482円
  • ローン金利:4.15%
  • 支払い回数:36回
  • 初回支払い額:177,425円
  • 月々支払い額:176,300円×34回
  • 据置率:54%
  • 据置額:5,466,857円(最終回支払額)
  • ※ボーナス払いなし

  • ローン元金:10,630,000円
  • ローン支払い額合計:11,324,139円
  • ローン金利:4.15%
  • 支払い回数:36回
  • 初回支払い額:316,639円
  • 月々支払い額:314,500円×35回

月々の負担は約半分に

月々16万円台の支払いという試算結果である。スタンダードローンの場合に比べると、据置額にもローン金利がかかるバリューローンは支払総額が約31万円多くなるものの、月々の負担は約半分に軽減される。

これに貢献しているのが、据置率の高さだ。BMW M3 M DCTの場合、3年後の据置率はなんと54%。しかも、この数字は走行距離などの条件を満たせば、据置額を保証する「クローズドエンド」型(据置額を保証しない「オープンエンド」型も用意している)だから、万一、3年後に市場価格が下落した場合でも、ローンを利用する側に追加の負担は生じない。ローン終了時にクルマを手放すつもりなら、この安心感はきわめて大きい。

BMWの残価設定型ローン「バリューローン」

この据置率の高さと、据置額の保証が他ブランドに対する大きなアドバンテージであるのは確かだ。月々の負担を減らすだけでなく、クルマを手放すときの安心までもが手に入るBMWのバリューローン。次回は、その人気の実態を探ることにしよう。

第4回 残価設定ローンがスタンダードになる?
へつづく

           
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