富士山を世界遺産にする国民会議|富士山モチーフ商品「富嶽三十六プロダクト」
DESIGN / PRODUCT
2014年12月5日

富士山を世界遺産にする国民会議|富士山モチーフ商品「富嶽三十六プロダクト」

富士山を世界遺産にする国民会議

6月22日、正式に世界文化遺産に登録され、世界の宝になった富士山

未来に富士山を引き継ぐ「富嶽三十六プロジェクト」

6月22日にユネスコ「世界遺産」に登録された富士山。その運動に長年尽力してきた認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」により、世界遺産として存続させるための活動として「富獄三十六プロジェクト」が立ち上がった。プロダクト部門の「富嶽三十六プロダクト」は、バイヤーの山田 遊氏(method)が富士山モチーフ商品を36品選定するプロジェクトで、“21世紀版の富獄三十六景”が楽しめる。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

100年先の未来も、美しい日本の、そして世界の宝でありつづけるために

「富嶽三十六プロジェクト」は、葛飾北斎による36の富士山の浮世絵、「富嶽三十六景」にならい、書籍、音楽、食などの各ジャンルで“富士山”を題材とした36のコンテンツをピックアップ。あらたな富士山の楽しみ方を提案すると同時に、その売り上げの一部は、依然として問題視されている富士山の環境保全にあてることで、未来に富士山を引き継ぐプロジェクト。

右の富士山に見立てた茶碗「FUJIWAN~富士椀~」は藤沼祐介氏が主宰する「Floyd」作で、ご飯を富士山に、湯気を雲海に見立てたロゴが金箔押しされた桐箱に入っている。

中川政七商店の「日本市」ブランドからは、中川政七商店オリジナルデザインの商品で、山形にある日本けん玉協会認定の工房とのコラボ商品「富士山けん玉」や、さすだけで自分もまわりも笑顔になってしまう縁起の良い傘「富士傘(ふじさん)」などがラインナップ。

富士山|グッズ 05

“買って富士山を応援”が楽しめる全36品

コミュニケーションツールをテーマに、池ヶ谷知宏氏が手がける「goodbymarket(グッバイマーケット)」からは、富士山の7合目付近までが描かれ、ティッシュを少しだけつまみ出すことで富士山が完成するティッシュケース「case 3776」と、手紙が相手に届いて、ミシン目をピリピリと開ければ富士山と、湖面に映る「逆さ富士」の姿を眺めることができる「Mt.envelope(マウントエンベロープ)」がエントリー。

富士山|グッズ 01

富士山|グッズ 05

富士山、松竹梅、はなぐるまなど、日本の縁起の良いモチーフを水引やのしに取り入れた「MARK'S」の結婚祝・スタイリッシュ「フジ」(金封)」や、「NN(えぬえぬ)」による「立体手袋シリーズ 日ノ丸富士山」、「青衣」のやわらかいガーゼ素材の房つきストール「ストール長形(富士山)」など、思わず心がほっこりするアイテムなども選定されている。

富士山|グッズ 17

富士山の世界文化遺産登録を受けて、認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」のあたらしいスローガンは『いつまでも 富士山を世界遺産に』。みんなで、一人ひとりで、富士山を未来に引き継いでいきたい。

富士山を世界遺産にする国民会議
http://www.mtfuji.or.jp/
富嶽三十六プロジェクト
http://www.mtfuji.or.jp/fugaku36/

           
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