中国車の象徴 紅旗の自社開発モデル|Hong Qi

中国車の象徴 紅旗の自社開発モデル|Hong Qi

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Hong Qi L Series|紅旗 L シリーズ

中国車の象徴 紅旗の自社開発モデルが登場

中国の指導者のクルマを生み出す、中国を象徴するブランド 紅旗。その紅旗が、ついに、自社開発のニューモデルを上海モーターショーで発表した。日本ではあまり知られていないが、中国ではおおいに注目されるニューモデルを山崎元裕氏がリポート。

Text by YAMAZAKI Motohiro

全長約6.4メートル

中国の高級車ブランド、紅旗は、現在は第一汽車集団のグループ内に位置付けられている。その第一汽車集団は、日本のトヨタ自動車とも合弁事業を展開するメーカー。このような事情もあり、最近では紅旗からは、トヨタの「クラウン マジェスタ」をベースとしたモデルも、マーケットへと送り出されていた。

紅旗の名前を、中国車のなかでも特に有名にしたのは、それが政府要人の公用車として使用されてきたという経緯に理由がある。

1958年に、中国の建国10周年を祝した国慶節で初公開された「CA72」にはじまり、歴代の指導者とともに公の場へと姿を現した紅旗。

紅旗はもちろん、現代においても中国車の象徴的存在なのであり、したがって社内では、中国の技術力の高さを主張するため、完全自社開発によるモデルをリリースすべきだという議論が、ここ数年にわたって繰り返されてきた。

その結果誕生したのが、今回のオート上海で世界初公開となった「Lシリーズ」だ。

ホイールベースと全長のちがいにより、「L9」、「L7」、「L5」のバリエーションがあるが、もっとも大きなL9では、全長は6,395mmにも達する。

L7とL5の全長は、それぞれ6,095mm、5,500mmと発表されており、フロントには6リッター仕様のV型12気筒エンジンが搭載されることになる。このV型12気筒エンジンは、もちろん紅旗によって新開発されたもので、最高出力は500psと400psの2タイプが用意される見込み。フラッグシップモデルのL9には、当然のことながら高性能バージョンが組み合される予定で、その価格は1億5,000万円程度になる。

このLシリーズは、政府要人のために納車される専用モデル。エクステリアでは、ヘッドランプやグリルのデザインに、過去のモデルをイメージさせるディテールを採り入れているのも大きな特長。ボンネット上のマスコットは、もちろん中国の五星紅旗をモチーフとしたもの。オート上海での注目度は、当然のことながら非常に高かった。