Swarovski|バーゼルワールドで吉岡徳仁が手がけたブースデザイン

Swarovski|バーゼルワールドで吉岡徳仁が手がけたブースデザイン

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Swarovski|スワロフスキー

世界最大の時計展示会「バーゼルワールド」にて披露

吉岡徳仁が手がけた「Swarovski」ブースデザイン(1)

「Wings of Sparkle(輝きの翼)」、輝きの光に包まれ、クリスタルの夢の中へ──スイス・バーゼルで開催された世界最大の時計展示会「バーゼルワールド」で、吉岡徳仁氏が手がけたスワロフスキーのブースデザインが話題をさらった。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

輝きのなかに包まれることで、“光そのもの”を体感できる

今回のブースデザインは、スワロフスキーのクリスタルファセットをイメージ。LEDストロボをまるで結晶構造のように連結させたスパークルウォールは、強くエレガントな輝きを放って、大きな曲線とダイナミックな光の空間を創り出した。

輝きのなかにひとが包まれることで、そのクリスタルの輝きの中に入るような“光そのもの”を体感でき、表面的なデザインではなく、スワロフスキーの「輝きの世界」とその美しさの追求を表現。湖の白鳥が優雅に翼をひらくように、強く美しい煌めきを放つ「輝きの翼」を具現化している。

バーゼルワールド|吉岡徳仁 02
バーゼルワールド|吉岡徳仁 03

吉岡徳仁が解説する今回のスワロフスキー・プロジェクト

──ブースデザインは、どこからインスピレーションを得ていますか?

水辺に反射する光、星の瞬きなどの、「ランダムな自然の光と輝き」にインスピレーションを得ています。

──その裏側にあるオリジナルのアイデアは何ですか?

巨大なカーブを描くファサードの表面は、スワロフスキーのファセットを象徴するような、ミラー加工されたストロボLEDからなる六角形のメタル反射板によって形成。それがおよそ2万3千枚集まることにより巨大な壁をつくりだします。25万ものLEDを反射板に巧みに設置し映し出される映像は、コンピュータプログラムによって、まるで水面のようにランダムでまばゆい光を放ちます。

──ブースをデザインするために、スワロフスキーからどんな要素を取り入れていますか?

スワロフスキーの輝きの歴史と、輝きへの美の追求です。

──このデザインにいきつくまでにどれほどの時間がかかっていますか?

2011年11月からです。

──このプロジェクトに参加するにあたって、担当したのはプロジェクト全体のプロセスですか? それともデザインパートだけですか?

デザイン提案から、2013年4月の完成にいたるまでプロジェクト全体のプロセスに携わっています。