フルモデルチェンジしたベントレーの快速サルーン「フライングスパー」がデビュー|Bentley
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2019年6月20日

フルモデルチェンジしたベントレーの快速サルーン「フライングスパー」がデビュー|Bentley

Bentley Flying Spur|ベントレー フライングスパー

フルモデルチェンジしたベントレーの快速サルーン

予告通り、ベントレーモーターズは6月17日、フルモデルチェンジして第3世代となった新型4ドアセダン「フランイングスパー」を発売した。

Text by HARA Akira

「フライングB」マスコットのデザインも一新

3代目となる新型「フライングスパー」は、世界最先端のラグジュアリーグランドツアラーであり、自らステアリングを握るも、後席に座るもよし、リムジンのようなぜいたくさとスポーツセダンの性能を兼ね備えたクルマと謳われる。

ベントレーの本拠地である英国クルーで設計、エンジニアリング、ハンドクラフトの全てが行われる新型は、アルミ複合材を使用する完全新設計のプラットフォームを採用。ボディサイズは全長5,316×全幅1,978×全高1,484mmで、ホイールベース3,194mm、車両重量2,437kgとなる。

エクステリアでは、フライングスパーというネーミングが復活して以来初となる「フライングB」マスコットをボンネットに採用。ベントレーの創業100周年を迎えるとともに次の100年を見据えた新デザインとなり、ドライバーがクルマに近づくと、ウェルカムライトとキーレスエントリーに連動してマスコットが自動でせり上がり、点灯する仕様となっている。

クリスタルガラスのような輝きを持つLEDマトリクスヘッドライトには、ライト後方にクロームスリーブを追加して点灯していないときでも光って見えるような設計としたほか、Bのモチーフが光るリアライトはラップアラウンド デザインを新たに採用している。

インテリアは、ホイールベースを先代から130mm延長したため居住性が向上。シングルウッドやデュアルウッドが選べるパネル、新デザインのレザーやダイヤモンドキルトのシートなど、豊富なオプションでラグジュアリーを演出する。一方、HDデジタル インストルメンタルパネル ディスプレイ、デジタル タッチスクリーン、アナログメーター、ウッドパネルの面を回転して選択できるローテーションディスプレイなど、革新的な面も忘れない極上の空間に仕上げられている。

Bentley Flying Spur|ベントレー フライングスパー

フルモデルチェンジしたベントレーの快速サルーン(2)

635psのW12ツインターボ搭載

フロントアクスルを前方寄りに配置したおかげで、理想的な位置に搭載された6.0リッターのW12型ツインターボエンジンは、最高出力635ps、最大トルク900Nmを発生。ZF製8段デュアルクラッチ トランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速3.8秒、最高速度333km/hを公称する。最高速度は6速時に達し、7速、8速はオーバードライブギアとすることで燃費の良いグランドツーリングが行える設計だ。

AWDシステムは、先代の前後トルク配分40:60の固定式から、通常走行ではFR、路面変化やスリップ発生を検知すると自動でフロントアクスルにもトルクを伝達するアクティブ式に変更され、バランスの良い走りができるようになったという。トルク配分は、通常ではフロントに480Nmが伝わるグリップ重視の走行ができ、スポーツモードではフロントを280Nmに制限することでリアに十分なトルクが伝わるダイナミクな走りが可能になっている。

このほか、速度に応じで前後輪が同相、逆相になる後輪操舵のエレクトロニック オールホイール ステアリング、先代から60パーセントも空気量を増やすことでスポーツ走行からリムジンのような乗り心地まで幅広く対応する3チャンバー エアスプリング、電子アクチュエーター ユニットがアンチロールバーの硬さを制御する48Vシステムのベントレー ダイナミックライド、世界最大の420mmまで直径を拡大したフロント鉄製ブレーキなど、快適性と動力性能を追求したシステムには全く妥協がない。

日本での車両本体価格は2,568万2,400円で、デリバリーは2020年第2四半期の予定だ。

問い合わせ先

ベントレーコール

0120-97-7797

           
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