連載・藤原美智子 2019年5月|サマー・チークはこれで決まり!

連載・藤原美智子 2019年5月|サマー・チークはこれで決まり!

COUTURE of LIFE:Essay and a story

連載・藤原美智子 2019年5月|サマー・チークはこれで決まり!

“軽やか度”をアップするサマー・チーク

5月の連休が終わると、気分はもう夏!そして夏の必須メイク商品と言うと、誰もが思い浮かべるのは日焼け止めではないかと思いますが、もう一つ、私にとって欠かせないものがあります。それは“チーク”。「えっ?意外!」と思った人は多いのでは。その理由とは……。

Photographs & Text by FUJIWARA Michiko

“外側から内側”チークの効果と塗り方

まず、その前にチークの効果と塗る場所のおさらいを。当然ですが、チークを塗る場所は頬。そして、それは顔の中で最も広い面積を占める部位。だからチークを塗らないと顔に締まりがなく見えたり大きく見えたりしてしまいます。チークを塗ると凹凸感や小顔効果があるというのは誰もが実感していることでしょう。その他にも血色が加わることで生き生きと見えたり、美肌に見えたりといった効果があります。

チークの塗り方は2通りありますが、それらの効果には少し違いがあります。まずは“外側から内側”へと塗る方法。これは立体感と華やかさが加わる塗り方です。主にプレストタイプのチークとチークブラシを使用します。

塗り始める場所はもみあげの横の頬骨のくぼみ(歯の噛み合わせ)辺りから。そこから真上方向に頬骨の一番高くなっている辺りで肌からスッとブラシを離す。この要領で、くぼみから眉尻方向、くぼみから目尻方向、くぼみから目の中央方向、くぼみから目頭方向へと塗ったら、次は塗る方向を変えて、黒目の真下と小鼻の横が交差する辺りから頬骨に沿って外側にスッスッと同じ場所を2〜3回塗ります。

自然に仕上げるコツは、最初につけたもみあげの部分から最後までブラシにチークを付け足さずに一気に塗ること。そしてブラシは止めずに肌からスッと離すように塗るということです。

このように顔の外側から上方向や内側方向、そして内側から外側方向の順に塗ると頬の立体感を自然な感じに強調することができるので小顔効果が高まるというわけです。またチークの色効果と相まって華やかな印象にもなります。

“内側から外側”チークの効果と塗り方

もう一つは“内側から外側”へと塗る方法。これは色を強調することで顔にメリハリをつける塗り方です。キュートさや若々しさ、健康的な印象になります。チークはプレストタイプでもクリームやスティックタイプのものでもOK。プレストタイプはブラシで、クリームタイプは指やスポンジで、スティックタイプは直に塗ってから指で伸ばします。

今回、ピックアップしたチークはスティックタイプなので、まずは頬に直塗りします。塗る場所は3箇所。黒目の下側の頬の肉が一番盛り上がっている場所から斜め下側に。次にスティックの置く位置を少し外側にずらして短く斜め下へ、また少し外側にずらしてより短く斜め下へ。長さは3箇所とも頬骨の窪みまで。

笑顔にしながら塗るとわかりやすいでしょう。また肌に塗る時はスティックの平らな部分を平行に当てるのではなく、少し傾けて縁の部分で塗った方がムラなくスムーズにできます。スッスッスッと軽く肌に線を書くような気持ちで塗るのがコツです。

そして中指と薬指の指の腹を肌に平行に当てて、頬の内側から眉尻の外側辺りまでスッスッと軽く伸ばします。この範囲は若く健康的であれば、リアルに肌に赤みがさす部分。つまり、このチークの塗り方は肌本来の赤みを再現すると言うこと。だからこそ健康的な印象になるし、若々しくキュートな印象にもなるというわけです。

またクリームやスティックタイプのものはプレストタイプのものより透け感があるので、より自然に見えるし軽やかな印象に仕上がるのが特徴。そして塗る量の調節をしやすいスティックタイプのほうが塗りやすさと言う点において軍配が上がるでしょう。

夏に合うチークは、どっち?

さて、この「自然、軽やか、健康的」という印象になる“内側から外側塗り”というのは、夏の季節にピッタリ。夏のファッションは他の季節よりもカジュアルだったり、肌の露出する面積が増えたりするので必然的に軽やかな印象になりますよね。そのようなファッションに作り込んだようなメイクではチグハグになるし野暮ったく見えてしまいます。それに夏の明るい日差しにも合いません。メイクは顔だけではなく、フッションはもちろんのこと“自然界”に合わせることも大事なのです。

でも実は、肌のメイク(ベースやチーク)はファッションや自然界に合わせることは大事ですが、ポイントメイクはそこまで合わせる必要はありません。極論を言うと、ポイントメイクは一年中、同じでもOK。“自分の個性”に合わせることが一番大事と言えるでしょう。

でも肌メイクは前述のように、フッションや季節に合わせて変えたほうが(少しで十分ですが)センスのあるおしゃれな印象になります。つまり暑い季節のメイクのポイントは透明感や軽やかさを大事にするということです。こうした意味で、夏のチークはスティックタイプで“内側から外側塗り”をする、と言うのがおすすめというわけです。

夏はチークの種類と塗り方を“軽やかなサマー・チーク”にチェンジしてみませんか。

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ABOUT
FUJIWARA Michiko

ラ・ドンナ主宰。 ヘア・メイクアップアーティスト/ライフスタイルデザイナー 多くの雑誌や広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品やファッション関連のアドバイザー、講演、TV出演などで幅広く活躍している。 また美容だけではなく、近年は栄養コンサルタントの資格を取得し、食や健康、装い、暮らし、生き方などライフスタイル全般を提案。 近著『美の宿るところ』(幻冬舎)、『大人の女は、こうして輝く。』(KKベストセラーズ)、『美しい朝で人生を変える』(幻冬舎)ほか、著書多数。 LA DONNA OFFICIAL SITE http://www.ladonna-inc.jp 藤原美智子Instagram公式アカウント http://instagram.com/michiko.life