稲葉友主演、鄭義信演出・舞台「エダニク」|THEATER
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2019年4月26日

稲葉友主演、鄭義信演出・舞台「エダニク」|THEATER

THEATER|再演を重ねる名作「エダニク」

「生」と「死」そして、「生体」と「物体」の対比が物語を紡ぐ

鄭義信氏が演出を務める舞台『エダニク』が浅草九劇にて上演される。本作品は2009年に横山拓也氏が書き下ろし、第15回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞。再演を重ね多くの評判を呼び、横山戯曲史上最も評価の高い作品となっている。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

インパクトあるビジュアルも注目

鄭義信氏が演出を務める舞台『エダニク』が浅草九劇にて上演される。本作品は2009年に横山拓也氏が書き下ろし、第15回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞。再演を重ね多くの評判を呼び、横山戯曲史上最も評価の高い作品となっている。

ある日、屠室で厳重に管理されているはずの、牛の延髄が紛失。この事件をきっかけに、初対面である取引先新入社員と加工センターの職人二人は、屠畜という作業への言及や、企業間の駆け引き、立場の保守など、各々のアイデンティティに関わる問題をぶつけ合い議論を白熱させる。「生」がたちまち「死」に、「生体」が次々と「物体」と化していくこの労働の現場で、男たちの日常は我々に何を問いかけるのか。

今回主演を務めるのは昨年公開の映画「春待つ僕ら」、主演ドラマ「平成ばしる」などで注目を集め、2019年も公開作が続々と決定している人気若手俳優の稲葉友。数々の舞台で活躍する大鶴佐助、阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗と共に、3人芝居に挑戦する。

鄭義信氏は上演にあたって「今までの演出と比較されて、『ぜんぜん、わかっとらんわ』などと、批判されたらどないしよう……打たれ弱い僕は、ほんまびびってます。今から、謝っておきます。『すんません』」と弱気に語りつつも、「けど、けどね、ひとつ胸を張れるのは、キャストがえぇでしょ。稲葉友、大鶴佐助、中山祐一朗、ぴちぴちの俳優をそろえました。これで、おもろないわけないです。リアルな横山さんの台詞を、リアルに体現してくれるはずです。そんなんで勘弁してください、お願いします」と自信も覗かせている。

舞台 エダニク

公開されているビジュアルには出演する3名が、豪快に焼肉を頬張る姿と向上裏で佇む姿というビジュアルが解禁された。対照的でインパクトある
上演は2019年6月22日(土)から。

エダニク
作|横山拓也(iaku)
演出|鄭義信
出演|稲葉友、大鶴佐助、中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)
公演期間|2019年6月22日(土)~2019年7月15日(月・祝)
会場|浅草九劇
東京都台東区浅草2-16-2浅草九倶楽部 2F

チケット|前売り:4,500円

問い合わせ先

浅草九劇

Tel. 03-5759-8009(受付時間/平日10:00~19:00)

http://www.asakusa-kokono.com

           
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