アストンマーティン、生産バージョンのEV「ラピードE」を公開|Aston Martin

アストンマーティン、生産バージョンのEV「ラピードE」を公開|Aston Martin

CAR NEWS

Aston Martin Lagonda Rapide E|アストンマーティン ラゴンダ ラピードE

生産バージョンの「ラピードE」をワールドプレミア

アストンマーティンの電気自動車部門であるラゴンダは4月16日、同社初のEVモデル「ラピードE」を上海モーターショーで世界初公開した。ラピードEは、ウィリアムズ アドバンスド エンジニアリング(WAE)と共同で開発され、電動化の拠点である最先端の英国セント・アサン工場で限定155台が生産されるスペシャル エディションになる予定だ。

Text by HARA Akira

612ps、950Nmのツインモーターを搭載

ラゴンダ「ラピードE」のボディサイズは、全長5,019×全幅1,929×全高1,350mm。ホイールベースは2,989mmで、車両重量は2,140kgと公表された。エクステリアデザインは、内燃エンジンよりも冷却要件が低く設定できるEVモデルらしく、フロントのラジエーターグリルをハニカムグリルに変更するとともに開口部を最適化。ボディを通過するエアフローを最小化することで車両全体の空力効率を改善するとともに、航続距離が伸びたという。

アンダーフロアも、従来のエキゾーストシステムが不要になったことを受けて専用に新設計したリアディフューザーへ流れるエアフローを最適化。ブレーキの冷却効率を犠牲にしない鍛造アルミニウムの空力ホイールや、転がり抵抗の低い専用ピレリPゼロタイヤにより、全体では内燃エンジン搭載モデルより8パーセントほど空力が改善されている。

パワートレインは、合計で最高出力450kW(612ps)、最大トルク950Nmを発生する三相表面磁石型電気モーター2基をリアに搭載。パフォーマンスは、0-100km/h加速4.2秒、80-112km/hの中間加速1.5秒、最高速度250km/h(電子リミッター作動)で、バッテリーやモーターの性能を低下させることなく、独ニュルブルクリンク サーキットを全開で1周走行できるという。

2基の電気モーターは、リミテッド スリップ ディファレンシャルを介して後輪を駆動し、走行モードは「GT」「スポーツ」「スポーツ+」の3つ。ダブルウィッシュボーン式前後サスペンションの設定を見直すなどセッティングに変更を加えることで、走行フィール、キャラクター、パワーデリバリーの面が強化され、ガソリンエンジンモデルの「ラピードAMR」と同等のハンドリング特性を得たという。

容量65kWhのバッテリーパックは、5,600以上のリチウムイオンバッテリー(18650形式の円筒形セル)で構成され、従来型の6.0リッターV12エンジンやギアボックス、燃料タンクが配置されていた場所に搭載される。

航続距離は、新しい燃費基準のWLTPモードで約322km。800ボルトの高電圧システムを搭載することにより効率的な充電が可能で、100kWを供給可能な充電プラグでは1時間あたり航続距離約500km、一般的な400ボルト、50kWの充電器では1時間あたり約298kmのレートで充電できる。外出先で充電する場合に備え、クルマには3時間で充電することができるハイパワー充電器を搭載した。