連載・藤原美智子 2019年2月|エフォートレスと“きらめき”の春の口紅

連載・藤原美智子 2019年2月|エフォートレスと“きらめき”の春の口紅

COUTURE of LIFE:Essay and a story

連載・藤原美智子 2019年2月|エフォートレスと“きらめき”の春の口紅

エフォートレスと“きらめき”の春の口紅で、
新鮮さとキュートさを取り入れる

まだまだ寒さは続いていますが、それでも何となく冬の峠は過ぎたかな、と感じられる日も増えてきました。そんな日は先月のシトラスカラーのアイシャドウと同じように、春ものを取り入れて新鮮な気分を味わいたくなります。その時に便利なのが塗るだけで簡単に、そして新鮮な春気分になれる新製品の口紅。今春、私がときめいたのはエフォートレスだけれども、きらめきの輝きがあるキラキラパール入りのもの。

Photographs & Text by FUJIWARA Michiko

普通のナチュラルで終わっていない今春の口紅

流行としての「マット」はあるのですが、数年前からファンデーションやアイシャドウ、チーク、口紅といったメイクアイテムは透明感や艶感のあるものが主流となりました。その透明感がまた一歩進化したのが、この春の口紅と言えるでしょうか。ただ透けているというのではなく、唇と一体化して「元々の私の唇の色だったかな」と錯覚するような被膜感を感じさせないような質感です。だから仕上がる印象は、どこまでも軽やか。そして艶感は口紅以上、グロス以下で、あくまでも自然。

このように書くと「ということは、ナチュラルな口紅ということね」と思われるかもしれませんが、さにあらず。この春の口紅に多いのは、そんなナチュラルな質感に大中小のパールの粒が仕込まれているものが多く、“普通の”ナチュラルでは終わっていないという感じ。皮膜感のない質感に大粒のパールのきらめきが加わることで、軽やかなキュートさが強調されているという印象です。

エフォートレスな気分は口紅で

ファッションも“頑張っていない”ように見えるエフォートレスなスタイルがもてはやされていますが、実際はベーシックなデザインのように見えていても、袖がビッグサイズになっているなどベーシックのバランスを少し崩しているものを多く見かけます。つまり頑張っていないように見せていて、実は頑張っている感じが今のベーシックと言えるでしょうか。

この春の口紅も同様にナチュラルな色と質感に、少しだけ大げさに感じるパールを仕込むことでバランスを崩している。そこに洋服に通じる今年らしさが表れていると思います。

考えてみると口紅が一番、ファッションの流行とリンクしやすいアイテム。それは唇が一番、流行を気軽に取り入れやすいパーツだからです。何故ならファンデーションやアイシャドウ、眉、マスカラなどは女性の悩みや内面と深くリンクしているので、単純に「流行りだからOK」というわけにはいかないアイテムだからです。

エフォートレス・リップにするための一手間

とは言え、口紅でもエフォートレスが流行になるほど、考慮しなければいけない悩みが浮上してきます。それは「唇の色素が暗い」という悩み。今春の口紅の特徴でもある「皮膜感を感じない」という良さは、反転すると唇の色素をカバーするほどの被膜感はないとも言えます。つまり暗い唇の色素が透けて見えるので、どの口紅を塗っても色素の暗さが見えてしまい、口紅の色効果が表れにくいということに。

その場合は、次の一手間を加えてみるといいでしょう。口紅を塗る前にリキッドファンデーションやコンシーラー、或いは少しマットな質感の明るいベージュ系の口紅を指で薄く塗って、唇の色素を明るくすること。こうするとエフォートレス感は少しだけ損なわれますが、口紅の色効果を加えることができます。普段は口紅だけで仕上げて、装いアップする時には唇の色素を明るくした上に塗り重ねりする。このように使い分けしてみてはどうでしょう。春は何か新鮮な気分を取り入れたくなる季節。軽やかなきらめき口紅で、新しい気分を味わってみて!

藤原美智子

RMK カラーポップリップスティック
全4種 数量限定
価格|3500円(税抜)
口紅の中央にキラキラと輝くパールが閉じ込められていて、サッと塗るだけで色と輝きとみずみずしさを楽しむことができます。それぞれの色に、それぞれ違うパールが掛け合わされていて、どのカラーも欲しくなる!(RMK Division/0120-988-271