真にユニークな「フリーク X マルケトリー」|ULYSSE NARDIN
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2019年2月19日

真にユニークな「フリーク X マルケトリー」|ULYSSE NARDIN

ULYSSE NARDIN|ユリス・ナルダン

シリシウムの象嵌細工が美しく光を反射する
世界限定数18本の「フリーク X マルケトリー」

先端技術の開発によって時計にさまざまな革新をもたらしてきたユリス・ナルダンの技術力を象徴する「フリーク X」コレクションに、シリシウムのマルケトリー(象嵌細工)を施し、他に類を見ない輝きの光を反射する、見事な2モデルが登場した。いずれも世界限定数18本でリリースされる。

Text by OZAKI Sayaka

鮮やかな光のモザイクに彩られた特別なモデル

SIHH2019にて発表されたユリス・ナルダンの「フリークX」コレクションに、シリシウムのウエハ(薄くスライスされた円盤状の板)を用いて、象嵌細工の技法で美しく装飾した新バージョン「フリーク X マルケトリー」が登場した。シリシウムは動かすと砕けやすいという性質を持つため、熟練工による巧みな手作業でサイズと色味の異なる約120片のウエハが組み立てられ、驚くべきモザイクダイアルが完成した。

ブルーの色味を帯びたケースに金メッキの「X」をあしらったタイプと、パープルブルーを背景にシルバーの「X」をあしらったタイプの2種が用意され、どちらも他に類を見ない輝きの光を反射する見事な作品へと仕上げられた。

特徴は、ベゼルで時刻調整をする機構の代わりに、時刻調整用のリュウズが加わり、操作性が高められたことだ。中央のブリッジが分針の役割を果たし、ホイールのひとつが1時間に1回転して時針の代わりを果たす。

このフリークコレクションで最も傑出した技術革新のひとつは、 はっきりと視覚的にとらえられる脱進機機構だが、これを実現させたのはフライウエイトのニッケルと安定化マイクロブレードを備えた超軽量シリシウム製テン輪だ。これらの技術を継承しつつ、ムーブメントには新たに自社製キャリバーUN-230が搭載されるとともに、丸みを帯びたラインで美しい円形を描くケースが採用され、これまでのコレクションから一新された、真にユニークなモデルへと変貌を遂げたのだ。

フリーク X マルケトリー
Ref.|2303-270LE/03-MARQ、2303-270LE/BLACK-MARQ
ムーブメント|自動巻き(自社製キャリバーUN-230)
ケース径|43mm
ケース素材|Ti(ブラックDLCコーティング)
ストラップ素材|アリゲーターレザー
防水|5気圧
予価|各340万円(税別)
限定数|各世界限定18本

問い合わせ先

ソーウインド ジャパン

Tel.03-5211-1791

https://www.ulysse-nardin.com/jp

           
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