多数の初公開作品を含む『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』開催|ART

ART|多数の初公開作品を含む『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』開催

葛飾北斎《弘法大師修法図》紙本1幅 弘化年間(1844-47) 西新井大師總持寺 通期展示

LOUNGE ART

ART|北斎の約70年に及ぶ画業を一堂に公開

北斎の研究に生涯を捧げた永田生慈氏の企画による
『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』東京・六本木で開催

葛飾北斎の没後170年に当たる2019年、『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。本展は、北斎作品の調査研究や新たな作品の発掘によって北斎像の「アップデート」に生涯を捧げた研究者・永田生慈氏によって企画された。有名作だけに焦点を当てるのではなく、近年の調査研究を参照しながら新たに発見されてきた作品らが一堂に会する。会期は2019年1月17日(木)~3月24日(日)まで(会期中、展示替えあり)。

Text by OZAKI Sayaka

最新の調査研究や新たな作品の発掘による「アップデート」に注目

葛飾北斎(1760~1849年)は、江戸時代後期に浮世絵師として登場し、90歳で没するまでの約70年間に渡り、常に新たな絵画の創造へ挑戦を続けた芸術家。代表作としては、“Great Wave”と称され世界的にも名高い「神奈川沖浪裏」を含む「冨嶽三十六景」シリーズや『北斎漫画』などが有名だが、このたび東京・六本木で開催される『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』では、近年発見された作品、国内外の名作、近年の調査研究を通じて北斎の画業の全貌に迫る。

本展は、約70年に渡る北斎の画業を作風の変遷と主に用いた画号によって6期にわけて構成される。勝川派の絵師として活動した「春朗期」、肉筆画や狂歌絵本の挿絵といった新たな分野に意欲的に取り組んだ「宗理期」、読本の挿絵に傾注した「葛飾北斎期」、多彩な絵手本を手掛けた「戴斗期」、錦絵の揃物を多く制作した「為一期」、自由な発想と表現による肉筆画に専念した「画狂老人卍期」と、その壮大な画業を通覧。会期中は展示替えが行なわれ、約480件が展示される。

また、初公開作も多く含まれ、アメリカ・シンシナティ美術館所蔵の北斎が88歳の時に描いた肉筆画《向日葵図》、近年発見された「かな手本忠臣蔵」、さらに旧津和野藩主家が所蔵していた摺物、大小暦も見どころのひとつだ。118点が4期にわけて公開されるが、いずれも長らく秘蔵されてきたため、衝撃的なほどに美しい色彩を留めている。なお、永田氏の作品コレクションは2017年に故郷の島根県立美術館に寄贈されているため、本展出品後は島根県のみで公開されることになっている。本展は、永田コレクションを東京で鑑賞できる最後の機会となる。

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED
新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

上/葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」大判 天保初期(1830-34)頃 島根県立美術館(新庄コレクション) (展示期間2月21日(木)~3月24日(日)※1月17日(木)~2月18日(月)は日本浮世絵博物館の作品を展示)。下左/葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」大判 天保初期(1830-34)頃 島根県立美術館(新庄コレクション) 展示期間1月17日(木)~2月18日(月)。下右/葛飾北斎《牡丹に蝶》大判 天保初期(1830-34)頃 島根県立美術館(永田コレクション) 展示期間1月30日(水)~2月18日(月)

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

会期|2019年1月17日(木)~3月24日(日)※ 会期中、展示替えがあります
会場|森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
住所|東京都港区六本木6-10-1
時間|10:00~20:00、火曜日のみ17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)
休館日|1月29日(火)、2月19日(火)、2月20日(水)、3月5日(火)
主催|日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション、森アーツセンター
協賛|伊藤忠商事株式会社、凸版印刷株式会社、三井住友海上火災保険株式会社
特別協力|島根県立美術館
協力|日本航空

問い合わせ先

Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)

https://hokusai2019.jp/