モエ・エ・シャンドン74番目のヴィンテージ「グラン ヴィンテージ 2012」|MOËT & CHANDON
LOUNGE / EAT
2018年11月27日

モエ・エ・シャンドン74番目のヴィンテージ「グラン ヴィンテージ 2012」|MOËT & CHANDON

MOËT & CHANDON|モエ・エ・シャンドン

厳しい天候を乗り越え、
過去10年で最も甘味と酸味が強い“2012”

モエ・エ・シャンドンの74番目のヴィンテージ シャンパン「グラン ヴィンテージ 2012」が、2019年初春に登場する。しなやかさとみずみずしさが特徴の一本だ。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

シャルドネの存在感を抑えた珍しいブレンド

1743年創業以来、世界中の人々を魅了し続けているシャンパーニュメゾン、モエ・エ・シャンドン。

天候に恵まれ、抜群に品質の良いブドウが育った年に、その年のワインだけを使用して作られるのが、「グラン ヴィンテージ コレクション」だ。1842年に初のヴィンテージ シャンパンが登場して以来、多くのワイン通をうならせてきた。

法廷熟成年数より長い期間をかけて熟成させるヴィンテージ シャンパンは、醸造最高責任者ブノワ・ゴエズ氏の自由な発想と芸術性で完成する特別な品。ブドウの個性とポテンシャルを極限まで表現した味わいは、愛好家から高い評価を得ている。

この度、74番目のヴィンテージ シャンパン「グラン ヴィンテージ 2012」が登場する。

2012年は、ワインの醸造史において未曾有の1年だった。冬の降霜は初春から晩春を迎えても止まず、豪富と嵐、寒波が追い打ちをかけた。さらに夏の終わりには、猛暑と干ばつがブドウの果実と畑にさらなる影響を与えた。

しかし8月には、暑く乾いた天候が続き、果実が健やかに熟しはじめた。その結果、収穫量の低さも相まって無事に育った果実に風味が凝縮され、過去10年間で甘味と酸味が最も強いブドウが出来上がった。

「グラン ヴィンテージ 2012」は、その年にことのほか良い出来であったムニエから醸造したワインを、アサンブラージュの主役となるシャルドネの存在感を抑えたユニークなブレンドで仕上げられている。

口に含むとしなやかさとみずみずしさが広がり、次第にカシミアのようにやわらかなテクスチャーが感じられる。立ち上がりの甘味は、やがて酸味のストラクチャーへ変化し、ヨードの風味とともにスパイシーな香りのフィニッシュが訪れる。

厳しい天候を乗り越えた「グラン ヴィンテージ 2012」。優しくフレッシュで調和がとれた味わいながら、確かな個性をしなやかに表現した一本が出来上がった。

MOËT & CHANDON|モエ・エ・シャンドン

MOËT & CHANDON|モエ・エ・シャンドン

モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2012
ブレンド(アサンブラージュ)|シャルドネ41パーセント、ピノ・ノワール33パーセント、ムニエ26パーセント
ドザージュ|5g/L
熟成期間(セラー)|5年
熟成期間(デゴルジュマン後)|最低6ヶ月
内容量|750ml
価格|9200円(税別)
発売日|2019年初春

問い合わせ先

モエ・エ・シャンドン

https://moet.jp

           
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