アウディが初の量産EV「e-tron」を発表|Audi

アウディが初の量産EV「e-tron」を発表|Audi

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Audi e-tron|アウディ eトロン

アウディが初の量産EV「e-tron」を発表

アウディは9月18日、ブランド初の量産電気自動車(EV)となる「アウディ e-tron」を初公開した。フルサイズSUVによるスポーツ性と実用性、2基の電気モーターと電動四輪駆動システムによるハイパフォーマンスと俊敏なハンドリング、400km以上の航続距離、幅広い充電方法などを実現し、オーナーは一切妥協することなく電気自動車による走行が楽しめるという。

Text by HARA Akira

最大出力408ps、最大トルク664Nmの電動4WD

アウディ初の量産EV「e-tron」が搭載する2基の電気モーターは、ブーストモード時のシステム出力が最大408ps(300kW)、トルクは664Nmに達しており、0-100km/h加速5.7秒、最高速度は200km/h(電子制御リミッターにより制限)を公称。駆動トルクが一瞬で最大値に到達するため、静かで力強い加速を実現したという。

駆動方式は、新世代クワトロとなる電動4輪駆動システムで、前後のアクスル間で駆動トルクを瞬時に理想的かつ連続的に可変制御する。駆動コンポーネントやバッテリーシステムを車両中央の低い位置に搭載することで、セダンと同等の重心高と前後50:50の理想的重量配分となり、最大で76mm変化する車高調整機能と相まって、あらゆる地形で力強い性能を発揮するとうたっている。

Audi e-tron
Audi e-tron

高効率の回生システム

1回の充電で400km以上を走行するという優れた航続距離を実現したのは、主に革新的な回生システムによるものだ。回生エネルギーによる航続距離への貢献度は最大で30パーセントに達する。回生は、ドライバーがアクセルから足を離したコースティング時と、ブレーキペダルを踏んだ制動時の2種類で行われ、ジェネレーターとして機能する電気モーターが運動エネルギーを電気エネルギーへと変換する。

具体的には、制動ケースの90パーセントにあたる最大0.3Gまでの減速では電気モーターのみで回生を行い、0.3Gを超える急減速時のみ通常のホイールブレーキが作動する。例えば100km/hから制動する場合、e-tronは最大300Nm、220kWの電力を回生することが可能で、この数値は作動エネルギー入力の70パーセントに相当するという。

ブレーキは電気油圧式統合ブレーキ制御システムにより、電気モーターブレーキ、通常のブレーキ、また各アクスルで個別に両方を組み合わせて回生するのかが即座に判断されるとともに、電気と油圧ブレーキ間の移行がスムーズに行われることで、ドライバーが気づくことなく制動力も一定に保たれる。

最大95kWhのエネルギー容量を備える高電圧バッテリーは、最大150kWの直流(DC)充電器により約30分で急速充電できるほか、最大11kW、オプションで22kWの交流(AC)に対応。また自宅で充電するためのモバイル充電システムは、230Vの家庭用コンセントや400Vの3相コンセントで使用が可能で、家庭のエネルギー管理システムと組み合わせることで、電気料金が安い時間帯や、自宅に設置した太陽光発電で充電が可能となっている。