麗しの名品図鑑|vol. 6 錬金術のようなプロセスで生まれるデ・マミエールのフェイシャルオイル

麗しの名品図鑑 vol.6 錬金術のようなプロセスで生まれるフェイシャルオイル|de Mamiel

Beautiful Masterpieces – 麗しの名品図鑑 –

de Mamiel|デ・マミエール

vol.6 シーズナル フェイシャルオイル

季節によってスキンケアを変える、という考え方は決して珍しくない。けれど、美容オイルを春夏秋冬で4種類そろえているブランドなんて、これまであっただろうか。

デ・マミエールのシーズナル フェイシャルオイルは、植物オイル+精油のブレンドが季節ごとにまったく違う。また、常時4種が揃っているわけではなく、しかるべきタイミングでそのシーズンのものが生産され、売り切れたらその年の分は終了となる。夏に冬のオイルを買うことはできない。なんだかワインのような、旬の果物のようなアイテムなのだ。

ブランドの創始者アニー・デ・マミエールは、中医学や鍼灸療法、アロマテラピー、心理学などに造詣が深いセラピストである。彼女の顧客にはエグゼクティブが多く、シーズナル フェイシャルオイルは彼らとその友人たちのために開発されたという。アニーは中医学から「身体のバランスを取るためには季節と調和している必要がある」と学んでいたし、顧客たちを通して、キャリアを積んだ多忙な人ほど自然や季節のサイクルを意識していないことを痛感していた。

気温や湿度の変化、日の長さや紫外線の強さといった気象現象から、花粉や大気の汚染物質、冷暖房のレベルなど環境的なものに至るまで、季節的な要因が(ときには心の変化を通して)肌にもたらす影響は計り知れない。さらに重要なのは、季節は巡るものであるということ。春に芽吹き、夏に新緑のときを迎え、秋に実をつけるように、それぞれの季節は相互に関係しあっている。

スキンケアには、今起こっている事象への対策──暑いから冷やすとか、乾燥するから保湿するといったような──だけではなく、次の季節への準備も必要なのだ。アニーはそれらのことを考慮したうえで、季節の肌に必要な植物を中医学の五行表から割り出してブレンドしている。

アニーはまた、植物が持つエネルギーの高さについてもこだわる。情熱のある小さなサプライヤーを探してピュアな原料を仕入れ、イギリス・ハートフォードシャーの農場にあるデ・マミエールのラボで、小さなロットで製造している。ユニークなのは、原料を仕入れてから半年間寝かしておくプロセス。その間、祝福の音楽を流し続け、最終的にはクリスタルとともに置いてシンギングボウルの音を聞かせるのだという。原料が持つ波長やエネルギーバランスといったものを、もっともポジティブな状態にしてからブレンドしていくのだ。

「肌は一番最後に栄養を受け取る器官」とアニーは話す。皮膚は人体のなかで最も外側に位置するから、少し体調が悪かったり、ストレスフルな状態になると、肌はたちまち栄養の供給を絶たれてしまう。ゆえに、外側からもきちんと補ってあげる必要があるのだ。しかも、その季節の肌に適した脂肪酸やビタミン、ミネラルの種類や割合があり、適切なものを与えれば美しくハリのある肌がつくられるが、栄養の質を間違えてしまうと、どんなに与えてもくすみや脱水症状を引き起こしてしまうという。

だから「美容オイルを夏にも使うの?」と思うなかれ。デ・マミエールのシーズナル フェイシャルオイルは、いわば旬の食材を使った栄養ドリンクみたいなもの。その季節に肌が求める栄養が、緻密な計算のもとで詰め込まれているのだから。

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デ・マミエール
シーズナル フェイシャルオイル

スプリング/サマー/オータム/ウィンター
※春のオイルは春分の日、冬のオイルは冬至の日など、二至二分に合わせて入荷する
容量|各20mL
価格|18,000円(税別)

問い合わせ先

キャンドルウィック

03-6261-6057

http://www.demamiel.jp/

AYANA|アヤナ
ビューティライター。化粧品メーカーでの企画開発職を経験後、独立。美のために生み出されたモノや美に携わる人々について、言語化するのが主な仕事。女性たちが自分自身や世界を美しく捉えなおす、そのきっかけづくりをお手伝いしています。
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