アウディ RS6 アバント登場|Audi
CAR / NEWS
2014年12月9日

アウディ RS6 アバント登場|Audi

Audi RS6 Avant|アウディ RS6 アバント

最速のアバント

アウディ RS6 アバント登場

最高出力412kW(560ps)、最大トルク700Nmを発生する4.0リッター V8 TFSIエンジンを登載する、最新にしてアウディ最速のワゴンの概要があきらかになった。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

S8をも上まわるスペック

アウディブランドのクルマのなかで、最高のスポーツ性能をもつ「RS」に、最新の「A6 アバント」ベースの「アウディ RS6 アバント」がくわわる。

今回、アウディが公表した詳細によると、搭載エンジンは、アウディ「S8」をも上まわる性能の4リッターV8エンジン。最高出力426kW(580ps)/6,250-6,700 rpm、最大トルク650Nm/1,500-6,250rpmというスペックだった先代にあたる2代目「RS6 アバント」の5リッターV10エンジンとの比較では、新型は最高出力412kW(560ps)、最大トルク700Nmと、20psの最高出力低下となるが、50Nmの最大トルク向上を果たした。0-100km/hは加速3.9秒と、先代の4.6秒を大きく上まわる。最高速度は305km/hだ。

いっぽうで、S8と同様に、最新のアウディV8エンジンらしく、一時的に気筒を休止する「シリンダーオンデマンド」が採用されるなど、走行性能と環境性能のバランスに配慮されており、燃費は先代比約40パーセント向上の9.8ℓ/100kmを達成しているという。

Audi RS6 Avant|アウディ RS6 アバント

Audi RS6 Avant|アウディ RS6 アバント

トランスミッションは変速タイムを短縮した8段ティプトロニック。低速ギアをスポーツモデルらしく、8段目を燃費をかせぐようにセッティングしたとされる。駆動方式はもちろん、前後のトルク配分を動的に変更する、アウディ自慢の4輪駆動システム「クワトロ」だ。

またRS専用チューンのエアサスペンションをもつのは、この「RS6 アバント」がはじめて。金属バネと3ウェイに調節できるショックアブゾーバー、「ダイナミック ライド コントロール」から構成されるスポーツサスペンションもオプションとして用意される。

ホイールは20インチ。オプションとして21インチを設定。ブレーキディスクの直径はフロント390mm、リヤ420mmだ。マットなアルミニウムの外装パーツや黒いグリル、長いルーフスポイラーなどの外観上の仕上げはRSモデルならではのもの。

インテリアは、ドアハンドルが2本のバーをひとまとめにしたようなものが採用されているのが、細部ながらも特徴。これは、かつてのRSで採用されていたデザインをモチーフにしたものだ。パネルはカーボンのものを標準仕様としている。

レザーとアルカンターラによるシートはRS6のロゴが入り、ダイヤモンド型のキルティングがほどこされる。また、より高級なValconaレザーに、ハニカム状のキルティングのシートも選択できる。リヤシートは標準で2人がけ、オプションで3人がけ。バングアンドオルフセンのサウンドシステムが用意されることや、ラゲッジ容量が最大1,680リットルなのは「A6アバント」同様だ。

spec

Audi RS6 Avant|アウディ RS6 アバント
ボディサイズ|全長4,979×全幅1,936×全高1,461mm
ホイールベース|2,915 mm
トレッド 前/後|1,662/ 1,663 mm
エンジン|3,993cc V型8気筒 ツインスクロールツインターボ
最高出力| 412kW(560ps)/ 5,700-6,700 rpm
最大トルク|700Nm / 1,750-5,500 rpm
トランスミッション|8段オートマチック(8段ティプトロニック)
駆動方式|4WD
0-100km/h加速|3.9 秒
燃費(NEDC値)|9.8 ℓ/100km

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