ひとが集う場所は住まいに豊かさを生む 最先端キッチン「いろりダイニング」 | Panasonic

Panasonic | 家族や友人との繋がりが住まいに豊かさを生む 最先端キッチン「いろりダイニング」

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Panasonic|パナソニック

家族や友人との繋がりが住まいに豊かさを生む
最先端キッチン「いろりダイニング」

キッチンを「料理する場所」から「人が集う場所」へと使い方を広げることを目指した「いろりダイニング」。現代のライフスタイルに合わせた住空間には何が求められているのか。その視点も含め、空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんと開発プロジェクト担当の渡辺雅純さんの対談の中から「いろりダイニング」の本質を探った。

Text by NAGASAKI yoshitsugu(PARAGRAPH)

技術力に裏打ちされた様々なプロダクトが、
一つの完成されたキッチンに集約されている

空間・プロダクトデザイナーである二俣公一さんは、「いろりダイニング」を実際に住宅に導入することをイメージしつつ、開発者からその真意、メリットを引き出そうというスタンス。まず、その第一印象とは。

二俣 技術力に裏打ちされた様々なプロダクトが、一つの完成されたキッチンに集約されていますね。

空間デザインの視点では、二つの空間(キッチンとダイニング)を融合することによって生まれたスペースを、どのように活用するのかという視点を「いろりダイニング」は提起しているように感じます。

だからこそ導入は、住空間を計画する初めの段階で検討する必要があると思います。

プロダクトの視点で言えば、「いろりダイニング」は、随所に開発者の想いが強く感じられるプロダクトになっていますね。

そこに惚れ込んだ人が、「いろりダイニング」を中心に住まいのあり方を考えるというのも選択肢の一つなのかなと思いました。

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二俣 公一(ふたつまた こういち)
空間・プロダクトデザイナー
福岡と東京を拠点に空間設計を軸とする「ケース・リアル」とプロダクトデザインに特化する「二俣スタジオ」両主宰。国内外でインテリア・建築から家具・プロダクトに至るまで多岐に渡るデザインを⼿がける。近作に「イソップ札幌ステラプレイス店」「与論の別邸」「CIBONE CASE」「valerie_objectsのためのカトラリー」など。
http://www.casereal.comhttp://www.futatsumata.com

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住空間のUXを変える

渡辺 いろりダイニングは「コミュニケーション」をコンセプトに新しい住空間を提案しているキッチンです。大切な人々とのコミュニケーションを通して、充実した暮らしを感じてもらえるようにというコンセプトで設計開発しました。パナソニックの先進的プロダクトを集合させつつ、ほぼ手作り状態で作っているパーツなどもあり、先進性とオーダー感覚のミックスされた製品になっています。

二俣 アイランドキッチンのような形は、空間の境界線を曖昧にすることで作る人を主役にして、食べる人との距離を縮めようとしています。しかし、いざ実際に生活を始めると、料理する人しかキッチンを使わないという状況が生まれ、持て余すことが多いようです。「いろりダイニング」では、ダイニング機能の一部をキッチン側にも備えることでコミュニケーションを生む場を意図的に作っていますね。

渡辺 そうですね。キッチンをダイニングテーブルとしてもお使い頂けるようにフラットなIHで広いスペースを設けています。この広いスペースは、コミュニケーションが生まれる場所として作業以外で過ごす場になってもいいのかなと考えています。

二俣 もう一つ気になったのが、キッチンの高さ問題です。料理が好きな施主だと同じようにキッチンからダイニングへと繋げていきたいという要望があったりします。その時に料理をする作業台と食事をするテーブルの高さを連結させて調整するのが難しい。使う人の身長差で変わると思いますが、キッチンの高さどのように決めましたか?

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渡辺 雅純(わたなべ まさずみ)
パナソニック株式会社
ハウジングシステム事業部
住空間事業推進部 部長
プロダクトデザイン、商品企画開発部門を経て、現職。社内でクロスバリューと呼ばれるグループ横断活動により、新しいくらし価値を企画提案する役割を担う。

渡辺 天板の高さは選択可能です。850mmを中心に800mm、900mmと選択して頂けます。いろりダイニングは、新しいコミュニケーションの場であるとともに、日常のキッチンとして調理や後片付けをする場でもあるので、高さは立ち姿勢に適した設定をしています。食事はハイスツールにあわせて頂きながら、くつろぎを重視した食事の時は、ソファリビングに大きめのテーブルを設けることをおすすめします。

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細部に宿るこだわり

渡辺 いろりダイニングは「コミュニケーション」がコンセプトのプロダクトですが、そのための工夫があります。まず、キッチンを挟んで両側に温度などを調整できるタッチパネルがついています。両側にタッチパネルがあるので対面から同じ料理を作ることもできます。また別の料理を同時進行で作ることもできます。料理ができたあとは、キッチンがテーブルタイプであれば、そのままできたての温かい料理を取ることができます。同じ空間で、それぞれの作業を通して自然と会話が生まれるように設計しています。

また会話を妨げない工夫がレンジフードにもあります。例えば、この空間では通常よりも高い位置にレンジフードを設置することで対面者との目線を遮断することがないようしています。さらにレンジフードの中に搭載されていたファンを天井に入れたことで静音性を向上。こうした工夫によって、コミュニケーションに妨げになるものを極力減らして、自然なコミュニケーションが生まれる場を創り出しています。

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二俣 昭和の頃のシステムキッチンがプロダクトとして出来上がっていく過程では、関連機器全てをまとめてしまいましょうという流れがあったと聞きます。当時は最新の機器をふんだんに使った、良い意味でも悪い意味でも欲張りなシステムだったのでしょう。今回も完成までに、もっと最新機器を盛り込もうという話は出てきませんでしたか?

渡辺 コンセプトの「コミュニケーション」を実現させるために、何をキッチンに集約するべきか試行錯誤の連続でした。実際に一般の方にいくつかのプロトタイプを使ってもらい、不必要なものなどを検証しながら開発していきました。

二俣 機器をどこまで収めて、どれを別置きとするのかというのは永遠の課題ですね。

キッチンも更新されていくものなので、どこまで長く使えるかというのがキッチン導入時にポイントになると思います。

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渡辺 「いろりダイニング」は一つのキッチンですが、IH、レンジフード、食器洗い乾燥機などのプロダクトは普段はそれぞれ別々の事業部が開発設計しています。しかし今回は事業部の枠を超えて、同じ目標である「新しい暮らし価値の創造」を共通目標に住空間を作り上げています。総合電器メーカーの強みを上手く融合できたプロダクトだと考えています。

二俣 IH、レンジフード、食器洗い乾燥機などそれぞれが最先端の技術力で裏付けされているからこそ、完成度の高い一つのキッチンとしてまとまっているのだなとお話を伺って感じました。

ただ、それ以上に、住環境をダイニング、キッチン、リビングといった区分けで考えるのではなく、生活動線を集約すれば、新しい考え方の住宅のあり方が生まれるのではないかという示唆に富んだ製品でもありますね。例えば、キッチンとダイニングを「いろりダイニング」で集約すれば、リビングスペースはより広く考えられるし、それに連れて人の動きも大きく変わってくるとか。

多くの人によりよい生活を過ごしてほしいという想いが込められているパナソニックの住環境の新しい動きには要注目です。

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パナソニック Irori Dining (いろりダイニング)

作る人と食べる人の隔たりを無くした新しい住空間を提案するシステムキッチン。洗練されたデザインで先進な機能を多く搭載している。キッチン自体はコンパクトながら大きくとられた料理スペースとIHでパーティーにも対応。東京・大阪など全国8か所のパナソニックリビングショウルームで体験可能だ。

問い合わせ先

パナソニック 照明と住まいの設備・建材 お客様ご相談センター

0120-878-709(受付 9:00~18:00)

https://sumai.panasonic.jp/1712jukukan/irori-dining/