ブガッティ シロンのハイパフォーマンスバージョン発表|Bugatti

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Bugatti Chiron Sport|ブガッティ シロンスポーツ

ブガッティ シロンのハイパフォーマンスバージョン発表

ブガッティは3月6日、スーパースポーツカー「シロン」を軽量化し、ハンドリング性能と俊敏性がさらに向上したスポーツバージョン「シロンスポーツ」を発表した。

Text by HARA Akira

足回りの強化と18kgの軽量化

2016年のジュネーブモーターショーで登場したブガッティ「シロン」に、スポーツバージョン「シロン スポーツ」が登場した。

ブガッティのステファン・ヴィンケルマンCEOは「私たちは、ワインディングロードでより優れたダイナミクスを提供し、シロン以上のスポーツドライビング体験を求めるユーザーの声に応じてシロンスポーツを開発した」と開発の目的を説明。さらに「重要視したのは、究極のパフォーマンス、加速性能、最高速度に、ラグジュアリーな装備、快適性、日常の使い勝手を融合した、シロン独自のキャラクターに一切手を加えないことだった」とした。

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まず、シロンスポーツの足回りには、新開発したダイナミックハンドリングパッケージを搭載。シロンより平均で10パーセント硬いサスペンション設定とし、“ハンドリングモード”時のみに機能する設定とすることで、“EBモード”との違いを明確に感じることができるとした。また、リアに左右の駆動輪に個別にトルク配分するダイナミックトルクベクタリングを採用。あらゆるドライビングモードで効果を発揮し、特にタイトコーナーでのパフォーマンスと俊敏性を飛躍的に向上させたという。

エクステリアでは、“Course”と名付けられたシロンスポーツ専用の軽量アロイホイールと、新型の軽量4本出しエキゾーストディフューザーがシロンとの識別点ポイントになっている。また市販モデル初のカーボンファイバー製ウィンドスクリーンワイパーを採用。従来のワイパーに比べて77パーセント、1.4kgの軽量化を果たすとともに、形状が変わったことで空力性能も向上したという。

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さらにカーボンファイバーはスタビライザーやインタークーラーカバーにも使用され、軽量ガラス製リアウインドウなどと相まってトータルで約18kgボディの軽量化に成功。この結果コーナリングスピードがアップし、イタリア南部のナルド ハンドリングサーキットではシロンよりも5秒速いラップタイムを記録している。

ボディカラーはクラシックなツートンカラーがベースとなり、Aカラーと呼ばれるボディ後方はグレーカーボン、Bカラーと呼ばれるフロント部は発表時のイタリアンレッドのほか、フレンチレーシングブルー、シルバー基調のグリラファール、ダークグレーのガンパウダーを設定。サイドラインの大きな特徴であるアルミ合金製C型トリムストリップはBカラーにペイントされる。また、エンジンの気筒数を表すレッドの“16”が、ブラックのラジエターグリルに描かれ、パワーユニットの独自性をアピールしている。

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インテリアはブラックが基調。エンジンスターターボタン、ステアリングホイールのドライビングモード選択ノブなど全てのコントロール類をブラックアルマイト仕上げとしたほか、ステアリングホイールとセレクターレバーをスエードレザー、ルーフライナーやラゲージコンパートメントをアルカンターラ、シートやインストルメントクラスターをスムースレザー、ダッシュボードやステアリングコラムをカーボンファイバーという、厳選した素材を使用して仕上げている。

CEOの言葉通り、最高出力1,500ps、最大トルク1,600Nmを発生する8リッターW16クワッドターボ エンジン、0-100km加速2.5秒未満、最高速度420km/hのパフォーマンスに変更なし。「シロンスポーツは、明らかに軽快性が増し、俊敏性は新たなレベルに達している。とりわけタイトコーナーでの俊敏性が向上した結果、ワインディングロードやハンドリングサーキットにおけるエモーショナルな走りが一層高められた」とヴィンケルマンCEOはコメントしている。

本体価格はシロンより25万ユーロアップした約265万ユーロに設定。輸送費、関税、税、手数料を含む米国市場での価格は326万ドルと発表され、納車は2018年末から開始される予定。