連載・藤原美智子 2017年7月|“健康食”で美肌を作る!

連載・藤原美智子 2017年7月|“健康食”で美肌を作る!

写真の左端は我が家のぬか味噌。上にあるのは出汁をとるときに使っている鰹節。ピーマンやキュウリ、トマト、ナスは庭で育てたものです。

COUTURE of LIFE:Essay and a story

連載・藤原美智子 2017年6月|“健康食”で美肌を作る!

日々の食事こそが大人女性の肌を作るもと

最近、凝っていることがあります。“凝っている”という表現は合っていないかもしれませんが、それは様々な栄養素を摂り入れるように意識しながら食事を作ることです。「つまり健康的な食事のことね」と言われてしまうと確かに、その通り。それに、この連載で栄養学の資格を取ったことや通信でオーガニックの勉強をしたこと、あるいは私の理想とする食事法などについて何度か記事を書いたことがあるのですが、それを覚えている人は「それと今回とは何が違うの?」と思われるかもしれませんね。でも私にしてみれば、大きな(?!)違いがあるのです。

Photographs & Text by FUJIWARA Michiko

あの女性歌手の食生活に触発されて

まずは、“凝る”きっかけになったいきさつから。それは、ある週刊誌に50代の女性歌手の結婚の記事が載っているのを目にしたこと。彼女の今までの恋愛遍歴やウンと年下の夫となった人との結婚のいきさつなど、週刊誌的な内容が数ページにわたって書かれていたのですが、その中の数行に私の好奇心がグッグッと吸い寄せられたのです。

そこには何故、彼女は50代半ばを過ぎても美肌を保っていられるかについて書かれていました。その記事によると「厳しい食事制限をしていて、外食もお酒もほとんどしないで、“1日30品目以上”を厳守して、全て手作りをしている。そのための大量の食材を保管するために冷蔵庫が3台ある」。それによって彼女の美肌は保たれているという内容でした。

今流行りのハッシュタグ(#)を使って、私が興味を持ったポイントを挙げるとしたら、#1日30品目 #全て手作り #冷蔵庫が3台 というワードでしょうか。
確かにテレビや雑誌などで見る彼女は肌が白くしっとりしていて、艶かしい色気があります。その肌の美しさはメイクで作ったものではないことは、プロの私の目からすると一目瞭然。それに20代と違って、50代の女性の肌は持って生まれた肌よりも、日々の習慣としていることのほうが色濃く表れているものです。その肌が美しいということは……!

広く知られている「人は口に取り入れたもので出来ている」という言葉をよく聞きますが、100回説明されるよりも彼女の食生活と肌を知ったら一度で納得できるだろうし、“論より証拠”とはこうしたことを指すのかもしれませんね。こうした経緯で私の“凝る”に火がついたというわけです。

日々の食卓に“健康食”を摂り入れる

でも実は、もう一ついきさつがあるのです。この記事を読む少し前に「本格的な栄養学のことは学んだけど、もっと毎日の食事に直結するような健康食について学びたいなー」と思い、ネットでいろいろ検索して、ある通信教育に辿り着きました。それは「健康食コーディネイター養成講座」というもの。

栄養学を理解した上で、それを日々の食事で実践する。あるいは健康的な食事を提案することのできるコーディネイターを目指す、という内容の講座です。
特にコーディネイターを目指したいわけではないのですが、私の個人的な“知りたい”内容と、その講座内容が一致していたので受講しようと決めたのです。

そして最初の“テキスト1”が届いた直後に見つけたのが、件の記事。やはり人は自分が意識しているものに目がいくというのは本当ですね。でも冷蔵庫3台というわけにも、外食をしないというわけにもいかないので、自分ができる範囲で記事に書かれていた歌手の方の食生活を目標にしながら、「健康食」で勉強していることを日々の食事に取り入れ始めているところなのです。

とは言っても特別な料理を作っているわけではなく、例えばこの季節の献立によく登場している冷奴の場合。豆腐にすりおろした生姜や大葉、ゴマ、オクラ、たたいた梅干しなどいろいろな具材を乗せて、いろいろな栄養素を摂り入れるようにする。あるいはポークジンジャーを作る時は豚肉のビタミンB1の吸収をよくするための、すりおろした玉ねぎをたっぷりとからめる。またはトマトに含まれる抗酸化作用のあるリコピンは加熱したりペースト状にしたりしたほうが吸収しやすくなるので“トマトとパプリカのガスパッチョ”や、オリーブオイルを使って“卵とトマトの炒めもの”にする、といった感じです。

未来の美肌を目指して!

いろいろな栄養素を加える。お互いの栄養素を引き出すものを組み合わせる。あるいは、そのものの栄養が発揮できるような調理法をするなど、美味しく食べるというだけでなく、今まで学んできた栄養学や今学んでいる健康食を取り入れながらメニューを考えると、日々の料理も面倒には感じないし面白い。ゆえに凝っているというわけです。

そして家庭料理で大切なのは贅沢なものでも、お腹を膨らませることでもなく(年頃のお子さんがいる家庭以外)健康的なものが一番の基本だということを改めて感じているところ。こうした食生活を習慣にして3週間後、3ヶ月後、3年後の肌が今よりも健康的な美しさになっていることを目指して日々の食を楽しんでいきたいと思っています。「私が証明です」と、自信を持って言えるようになりたい……!

ABOUT
FUJIWARA Michiko

ラ・ドンナ主宰。 ヘア・メイクアップアーティスト/ライフスタイルデザイナー 多くの雑誌や広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品やファッション関連のアドバイザー、講演、TV出演などで幅広く活躍している。 また美容だけではなく、 …