JOHN LOBB|ジョン ロブの新たなラインに見る、サスティナブルな靴作りとは。

JOHN LOBB|ジョン ロブの新たなラインに見る、サスティナブルな靴作りとは。

JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブ

NEW CLASSIC

ジョン ロブの新たなラインに見る、サスティナブルな靴作りとは。 (2)

靴作りへのこだわりと持続可能性を両立

それほどのパーツ数で構成されているとは思えない美しい仕上がりは、高度な技術力の賜物に他ならないが、そもそも松田氏が話すように、従来ジョン ロブは1枚のカーフレザーから1足の靴のみを作るという生産体制を維持してきた。

多くの紳士靴ブランドは1枚で3〜4足は作るということからも、その突出した贅沢さがうかがえる。ゆえに革のロスも多かったわけだが、そこにはジョン ロブの靴作りに対する比類なきこだわりがあり、そのこだわりこそがニュークラシックを生んだといえるのだ。

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「ジョン ロブがプレステージのような大きなパターンを採用するには、理由があります。パーツが大きいと縫い目が減る分、耐久性が高まり、足へのストレスが軽減され、革本来がもつ復元力も大きくなるなど、メリットが多いのです。また、弊社では顔料系の表面加工を一切しないフルグレインレザーのみを採用しています。表面加工をすればキズを塗り込めて目立たなくし、革を無駄なく使えますが、それでは革が呼吸できなくなり、革のもつ復元力も損なわれてしまう。つまり、長く履ける靴を作るためにも、フルグレインレザーは理にかなっているのです」

かけがけのない地球の未来のために

抜群の履き心地と美しさを末永く保つ、最高峰の紳士靴を作り出すために編み出されたこだわり。そんなものづくりの哲学をブレることなく貫きながらもなお、時代が求める社会的責任を果たす。ニュークラシックの価格が抑えられているのは、あくまで革を無駄なく使えるため。それはサスティナビリティを追求した結果であり、ディフュージョンラインといった位置付けではけっしてないのだ。

そう、ニュークラシックは150年もの長きにわたり紳士の憧れであり続けてきた、ジョン ロブだからこそ生み出せたサスティナブルかつハイクオリティな靴であり、つぎなる150年へ向けた高貴なる矜持でもあるといえるだろう。

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ニュークラシックの全モデルに採用されている「オーバーラッピング製法」とは、切り替え部分の重なりを靴の左右であえて変えることで、さりげない遊び心を醸し出す製法。パターンの数に従って切り替え箇所も多い、ニュークラシックの特性を活かした演出だ。

「ニュークラシックはパターンこそ多いですが、革はプレステージやクラシックと同じフルグレインレザーであり、木型やライニング、底材もすべて同じものを用い、英国ノーザンプトンの自社工房で同じ職人がハンドメイドで縫い上げています。縫製の簡素化なども行っておらず、パーツが多いからこそ活きる“オーバーラッピング製法”という職人的な遊びまで凝らすなど、職人の手間にいたってはむしろ既存ラインよりも多くなっている。

また余った革を使うのでどうしてもデリバリーは不定期になりますが、今後も続けていく方針です。なぜなら持続していくことにこそ意味があるラインであり、それはジョン ロブの未来にとっても、地球の未来にとっても必要なことと確信しているからです」

問い合わせ先

ジョン ロブ ジャパン

03-6267-6010

http://johnlobb.com/jp