米山庸二 × Chara 特別対談「振り返ってわかったこと」|M・A・R・S

M・A・R・S|米山庸二 × Chara 特別対談「振り返ってわかったこと」

「M・A・R・S」米山庸二 特別対談

M・A・R・S|マーズ
米山庸二 × Chara 特別対談

振り返ってわかったこと(1)

2016年に25周年を迎えた「M.A.R.S.(マーズ)」。それを記念して送るデザイナー米山庸二氏の対談連載。今回のゲストは、同年に25周年を迎えたCharaさん。その記念グッズとして、M.A.R.Sとのコラボアイテム「シルバーボタニカルモチーフバングル」も発売。その制作秘話を含め、それぞれが歩んできた25年間を振り返ってもらいました。

Photographs by KOMIYA KokiText by TOMIYAMA Eizaburo

25周年記念コラボバングルは、花言葉がモチーフ

米山庸二さん(以下、米山) デビュー25周年おめでとうございます! 今回、記念グッズを一緒に作る機会までいただいて。

Charaさん(以下、Chara) このバングルは、花言葉がモチーフになっていて。詩的なものを身に着ける感じにしたかったんです。そのうえで、ありそうでないデザインで、華奢に見えて、家事をするのに邪魔にならないがコンセプト。すごく使い勝手のいい、かわいいアクセサリーができたと思っています。

米山 そう言っていただけるとありがたい。

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Chara 私、基本的に小ぶりの重ね着けが多いんですよ。以前、耳たぶの下にはめるように着けるピアスもM.A.R.Sさんに作ってもらったり。でも、米山さんはよくご存知ですけど、アクセサリーをよく無くすんですよね。身代わりが多すぎるって、みんなに怒られるんだけど(笑)。

米山 アクセサリーが身代わりになってくれるという話はありますよね。

Chara そうそう。ツアーをやっていると指も痩せていくみたいで、ライブ中に飛んでいったり。切れたりもするんですよ。

米山 こちらとしては、いいお客さんでもあるけど(笑)。でも、Charaさんが着けてくれると、見慣れた商品がCharaさん色になるのが嬉しい。M.A.R.Sのコンセプトのひとつに、「その人のキャラクターに華を添える存在になりたい」というのがあって。そういう意味で、見事に自分色に染めてくれる。ピンク色の髪も似合ってるし。

Chara あははは。

米山 でも、25年間精力的に活動されてますよね。

Chara マイペースですけどね。そんなに大きなハコでやるようなアーティストじゃないですし。突然ですけど、米山さんって音楽やってたんですか?

米山 学生の頃にバンドを組んでましたけど……、よくある感じです。麻疹みたいなものです。

Chara でも、音楽に憧れがあるでしょ?

米山 あるある。

Chara それはすごくわかる。ファッションをやっている人はだいたい音楽が好きだから。

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子どもがふたりできてから、時間の使い方が変わった

米山 Charaさんみたいに、思春期の麻疹にかかったまま、熱を持ったままに生きている人は輝いて見えるし、すごく刺激になるんですよ。打ち合わせとかでも、「ここでこんなワードが出てくるんだ!」ってことも多くて。そういう、瞬間、瞬間の熱を具現化したいと思って生まれたのが、今回のバングルでもある。

Chara 私はなんでも一筆書きなので。その日のヴァイブスを利用して、シュッと描くような感じ。アクセサリーに関して難しいことはわからないので、私は米山さんに思ったことをぶつけただけです。

米山 一筆書きっていうのは初期衝動みたいなもの?

Chara そうそう。そこから繋げようと思えばずっと続いていくし。キャンパスの中に描いてと言われれば、その中で収めたり。

米山 そのスタイルは昔から?

Chara う~ん、子どもがふたりできてから時間の使い方が変わったんですよね。短い時間でもできるようになっちゃった。限られた時間の中でやれる練習が、自然とできたのかもしれない。

米山 それは短くなったんじゃなくて、受信チャンネルを開けたまま普段の生活ができるようになったんじゃないかな? そのおかげで、考える時間をコンパクトにできるようになったのかもしれない。でも、お子さんができてすぐにできるようになりました?

Chara すぐにつかめましたね。最初、ヘッドホンをしながら曲を作っていたら、子どもが泣いているのに気づかなかったりもあって。それからは、時間を決めて外のスタジオで作業するようにしたんです。いまは子どもも大きいので、家でもやりますけど。

Page02. 昔の作品を改めて聴く機会を得て、変わらないものを発見できた