選んだスタイルが己のスタイルになっていく「SALON de CHAUMET」|CHAUMET

CHAUMET|選んだスタイルが己のスタイルになっていく「SALON de CHAUMET」

SALON de CHAUMET

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CHAUMET|ショーメ

選んだスタイルが己のスタイルになっていく「SALON de CHAUMET」

「SALON」とは「客間」を意味するフランス語。17世紀の初め、貴族が芸術家や知識人を屋敷に招いて、知性や創造性を互いに刺激し合う時間を持ったことがはじまりでした。「CHAUMET」の最初のお客様であったナポレオン一世の皇后、ジョゼフィーヌも、多くのサロンを開いて新しい文化を生み出していったのです。カリブ海、マリティニーク島生まれだった彼女は、洗練された明るいクリエイティビティを持った女性でした。そんなジョゼフィーヌの意思を受け継ぎ、『SALON de CHAUMET』が東京で開かれます。第4回目のテーマは「パリスタイル」。独自の分野でそれぞれに輝きを放つクリエーター達が集まりました。

Photographs by JamandfixText by OGATA Mariko

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塚越慎子|TSUKAGOSHI Noriko マリンバ奏者
国立音楽大学を首席で卒業。第8回 日本クラシック音楽コンクール打楽器部門第1位(1998年)、第4回 世界マリンバコンクール(上海)にて「The Talent Award」(2005年)、第22回 日本打楽器協会新人演奏会にてグランプリ(2006年)、第2回 パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位(2006年)を受賞と、国内外で高い評価を得ている。

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庄司夏子|SHOJI Natsuko eteオーナーシェフ 
1989年東京都生まれ。2007年代官山「ル ジュー ド ラシェット」、2009年南青山「フロリレージュ」 オープニングから携わり、後にスーシェフとして活躍。2014年eteをオープン。

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田中淳子|TANAKA Atsuko フォトグラファー 
1991年から2011年までの20年間をアメリカで過ごす。レオナルド・ディカプリオ、ビヨンセ、オノ・ヨーコなどの著名人のポートレートを撮影し、2006年NEWSWEEK日本版”世界が尊敬する日本人100”に選出された。2013年「成功」をテーマに、各界で活躍する著名人をインタビューするウェブマガジン「HIGHFLYERS」をスタートし、意義のあるコンテンツ作りに力を注いでいる。
http://www.atsukotanaka.com/

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菅野祐悟|KANNO Yugo 作曲家
1977年生まれ、東京音楽大学作曲科在学中より映画、CM、アーティストへの楽曲提供をはじめる。2004年フジテレビ系月9ドラマ「ラストクリスマス」で劇伴デビュー。その後「ガリレオ」「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」「花咲舞が黙ってない」など人気テレビドラマや「踊る大捜査線」など映画音楽、2014年にはNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の音楽を手掛けた。

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於保浩介|OHO Kosuke WOW クリエイティブディレクター
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒 広告を中心とした映像のプランニング及び クリエイティブディレクションを手がける。空間を意識した映像表現にも力を入れ、さまざまなイ ンスタレーション映像を国内外で手がける。近年は活動領域を広げWOWのプロダクトレーベル[BLUEVOX!]を主宰。WOWが培った3Dデジタル技術を駆使し日本のものづくりに新しい価値感を見出そうとしている。

――ジョゼフィーヌは、帝政スタイルの男性的な厳格さに独自の女性らしい解釈を加えて、18世紀の美学を自分のものにしていきました。その精神は今もなお、ショーメに受け継がれています。

田中敦子(以下、田中) 私自身、昔から型にはまるのが苦手だったので、ショーメのパリスタイルにはとても共感出来ます。他人と比較するのではなく、他人を尊重して、自分は自分らしくいれば良い。日本は、人の目を気にしないといけないところがあるので、自分が本当に思うことを言えなかったり、本当にやりたいことが出来なかったりするところがありますが、そういったところがもっと自由になれば良いなと思います。

塚越慎子(以下、塚越) 一切の妥協をせず、本物を追求し続けるジュエリーだからこそ、自由になれる。それによって一握りの客層だけではなく、さまざまな顧客のニーズにこたえられるのがおもしろいですね。

庄司夏子(以下、庄司) 私がもともとやりたいことは料理だったのですが、自分の気持ちだけだと、それを世に出しても人々がキャッチできないんです。だから私がフォーカスを当てたのが、ジュエリーの世界だったんですよ。オートクチュールが大好きで、ひとりひとりのニーズにあわせた世界観が好きで。そういうものをまずお菓子でやって、ブランドを築いてから、料理の世界に入りたいと考えました。オートクチュールの世界観を完全なオリジナルでやれば、見たことのない独自のものをつくりあげられると思いました。

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菅野祐悟(以下、菅野) 想像できるものだと、人は感動しないんですよ。僕らの仕事はやっぱり感動させないといけない。新作を出すときに、世の中が期待しているものをいい意味で裏切って、感動を常に与え続けていないと、ブランドなんてすぐ潰れちゃうと思うんですよ。

――ジョゼフィーヌの感性を反映させた「ジョゼフィーヌ」コレクションは、他者の視線に縛られることなく、自分が本当に気に入ったものを、好きなときに自由に身につける。それこそが「パリスタイル」であり、ショーメからの提案ともいえるものです。

田中 作品を通しての「自分らしさ」は、NYで活動してた頃は「力強さ」かなと思っていたのですが、ここ最近は「女性らしさ」かもしれません。自分の年齢や被写体の違いもあると思いますが、環境も作品のスタイルに影響を与えるんだな〜と感じますね。

於保浩介(以下、於保) クライアントにベストな提案をすることが大事なので、自分のスタイルを押し付けることはまずないですね。だから自分らしさを気にしたことはないですが、今やろうとしていることが、本当に意味のあるものなのか?は、いつも気にしています。何事もコトが進んでいくとそれをやり遂げることが重要だ、みたたいに捉われがちですよね。本来の目的や意味を見失わずに、それを意味のあるものとしてやり遂げるのが自分らしさというか、役目だと思っています。

塚越 どんなにごまかしても自分自身は騙せないので、常に自分に言い訳をしないで、追及し続ける事。舞台では、塚越慎子ではなく、その音楽に乗り移った人間に生まれ変わること。私の場合は、その演奏スタイルが、「自分らしさ」でしょうか。

菅野 自分が書きたい音を書くっていわば「欲」じゃないですか。曲を書くための努力だけじゃなくて、世の中にベストな形で出すために、どういう風に人に動いてもらえばいいかとか、そういうことを仕事に合わせてひとつひとつ考えないといけない。スタイルが確立するっていうのは、廃れるってことの始まりだと思っていて。スタイルで仕事がくるようになって、そのスタイルで同じことをやっていたら、まず自分自身が飽きますよね。飽きられるのもありますけど。自分のスタイルを更新できる考え方をするようにしてますね。

――デニムからソワレまで―。ショーメのジュエリーが体現するパリスタイルは、あるひと時だけではなく、どんなときも、人生を輝かせる存在でありたいと思っています。

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於保 「本物」は何にでも合わせられるという意外な発見です。ただ、合わせるものも相応の本物でないといけませんが…(笑)。

田中 スタイルってすぐには出来上がらないというか、時間をかけて築き上げられていくものなんですよね。世界的に有名な方とかは、撮影できる時間がほんの2分とかのときがあって。それでもその場の空気感が伝わるような写真を撮りたいんです。自分がいいと思っているもの、大切にしていることが、だんだん形になっていく感覚ですよね。

庄司 時代の流れはありますが、原点にいつでも自分を置くことにしています。何に対しても、まずとても少ない人数を満足させること。いつもそこに立ち返って物事を考えるのを忘れないでいたいです。私はひとりで仕事をしているので、全部私が反映されて、自分の名前がついてくる責任があるので、美しい仕事以外は受けません。

尾形真理子|OGATA Mariko
1978年東京都生まれ。2001年、博報堂に入社し、コピーライターとして活躍。LUMINE、資生堂、東京海上日動あんしん生命、キリンビール、日産自動車などの広告を手がける。朝日広告賞グランプリ他受賞多数。「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」(幻冬舎文庫)が初めての小説となる。雑誌「広告」の編集長も務める。

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