GIORGIO ARMANI|画家、松井冬子が語る“私が重要なシーンで選ぶ服”

GIORGIO ARMANI|画家、松井冬子が語る“私が重要なシーンで選ぶ服”

Style Mode Attitude―ARMANI Experience

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ

フェミニズムとインディペンデンス――ジョルジオ アルマーニの哲学をまとう

画家 松井冬子が語る“私が重要なシーンで選ぶ服”(1)

女性を題材にし、人体や痛み、生や死にアプローチする日本画を描き、世界的に活躍する松井冬子さん。彼女が考える“重要なシーン”において、服を選ぶ基準とは、どんなものだろうか? ジョルジオ アルマーニの服を着ることによってもたらされるフェミニズムとインディペンデンスについて、解き明かしてくれた。

Photographs by NAKAGAWA Makoto (3rd)Styling by KIMATA AyumiHair by TAKU(eight peace)Make-up by MICHIRU (3rd)Coordinated by Gallery NARUYAMA , NARUYAMA AkimitsuEdit&Text by NAKAMURA Akiko (OPENERS)

“自分が思っていたアベレージを超える服”というものについて

傷ついた女性の身体や、むき出しにされた内臓、幽霊……その作品から感じられるのは、この世のものではないような「美しさ」、さらに「痛み」が変貌していくような「美しさ」。世界的に注目されている画家、松井冬子さんが描き出す世界観だ。

海外での評価も高く、ちょうどいま現在も、サンフランシスコにある「ASIAN ART MUSEUM(アジア美術館)」で開催されているグループ展「アジアの亡霊展」(※展覧会は2012年9月2日まで)へ参加出展しているところである。

画家という職業である松井さんが考える、だれか重要人物と会うとき、または重要な場面へと登場するときに選ぶ装いとは、どんなものなのだろうか。また、その装いに必要な要素とは何なのだろうか。

――今日はまず、松井さんが考える“重要なシーン”と“そこで選ぶ洋服の基準”について聞きたいと思います。松井さんにとって“重要なシーン”とは? どんな場面を思い浮かべますか?

松井冬子(以下、松井) 自分の展覧会のオープニングや、大切な方との会食などの機会でしょうか。そのような機会は国内外ともにありますが、最近だと海外のほうが多いかもしれませんね。そのときに選ぶものというのは、日本では着物が多いのですが、海外ではガラディナーなどの場面でロングドレスを着ることが圧倒的に多い。ロングドレスはふだんはなかなか着れないので、やっぱりうれしいです。

――画家というとどんな日常を送っているのか、なかなか一般のひとたちからは想像しづらいのですが、ふだんの作品制作のときなどは、どんな格好をしていらっしゃるのですか?

松井 できるだけ埃の立たないものですね(笑)。画面に埃がついてしまうので、セーターなどは着れないんです。あとは、色が目立ちすぎると作品に反射してしまうので、できるだけ黒っぽくて目立たないものを着るようにしています。

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ|松井冬子 04

――今日はジョルジオ アルマーニのコレクションをモデルとして着こなしていただきましたが、どうでしたか?

松井 そうですね、身体を美しく見せてくれたというのが、やっぱりいちばんうれしかったですね! とても着やせして見えた(笑)。1カットめの黒ジャケットは特にそうで、エッジが効いているのに、いい部分だけが引き立って、隠したいところは上手に隠してくれる。着心地がいいのに、かたちの美しさも損なっていない。首から肩にかけてのラインも、すごくきれいに見えていましたね。

4カットめのコーディネイトも、はじめは色と柄を見て着こなすのが難しいかな?と思ったのですが、自分で言うのもなんですけど、着てみて本当に「アメイジング!」と思いました(笑)。はじめて見る雰囲気の服だけれど思いがけず似合っていたし、とても好きになれたというか。タイトスカートに黒レザーのサッシュベルトを締めるというコーディネイトも良かったですね。

全体的に、色と質感とシルエットとを総合させたときに、自分が考えていたアベレージを軽く超えているような感じがしました。

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