新型メルセデス・ベンツ Eクラスに試乗|Mercedes-Benz

新型メルセデス・ベンツ Eクラスに試乗|Mercedes-Benz

CAR IMPRESSION

Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ Eクラス

新型メルセデス・ベンツ Eクラスに試乗

乗用車の新たなるスタンダード

今年1月に開催された北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)でお披露目された新型メルセデス・ベンツ Eクラス。7年ぶりのフルモデルチェンジで大きく進化した同モデルの試乗記をおとどけする。

Text by SHIMASHITA Yasuhisa

乗用車のスタンダード

1953年のメルセデス・ベンツ180を祖先とする「Eクラス」の歴史は、常に最先端の技術の投入により乗用車のスタンダードを更新することによって紡がれてきた。しかも、それは単に採用するというだけでなく、必ず普及へと繋げられてきたのである。

例えば近年で言えば、W124型(1985-1995年)のABS、そしてW210型(1995-2002年)のESPなどは、初出こそ「Sクラス」に於いてであったが、Eクラスへの採用によって、その後ポピュラーな装備として定着していくことになったと言っていい。そうやってEクラスは、まさにその時代ごとに、乗用車のあるべき姿を提示し続けてきたのだ。

新型Eクラスも、その例に漏れない。率直に言うならば、ここ数世代のなかでも、もっとも革新的なモデルに仕上がっていると評することすらできるだろう。

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Sクラス、Cクラスと一瞬見紛うエクステリアには新鮮味はないし、インストルメントパネル内に高精細液晶モニターを2基並べたインテリアもSクラスと雰囲気は近い。しかしながら、ハイテク化はさらに進められ、操作系も大幅に見直されている。

特に目をひくのはステアリングホイールのスポーク上に設けられたタッチセンサーを使ったスイッチ。左側画面は左手の、右側画面は右手のそれぞれ親指のスワイプ動作によって、両手を離すことなく豊富な機能を瞬時に呼び出すことができるのだ。スイッチの数は少ないとは言えないが、実際にはこの親指の動きと音声入力の組み合わせで、大抵の操作はこなせてしまうのである。